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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって
カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 1

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 2

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 3

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 4

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 5

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 6

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カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 8

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 9

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 10

 毎日のようにバグマティ川の川辺を散策しているうちに このバグマティ川の
 上流のどの辺りまで行けば、汚れきった川の水が川らしい水の流れになるのか
 興味が湧いてきた。
 まだこうした好奇心とそれを確かめる体力が残っていることを嬉しく思う。
 カトマンズの街の中心部に行くには あまりに混雑が激しく、あまり利用することが
 なかった自転車に空気をいれ、朝8時に家を出て、バグマティ川沿いに造られた
 大通りを バグマティ川上流に向かって自転車を走らせた。

 カトマンズとパタンに架かる橋の下を潜ると 左手に 1年ほど前から出来始めた
 川辺のスラムが見えてくる。
 そのスラムを横目に見ながら、自転車を走らせると 道は舗装道路から砂利道へと
 変わってゆく。
 いくらマウンテンバイクの体裁をしているとはいえ、タイヤなど普通の自転車と
 変わらず、大した安定感はない。
 アメリカの造成した川辺の公園の横を通り、私の好きなナラヤン寺院のある区域に
 入ってゆく。
 バグマティ川の水は 当然汚いままである。
 ナラヤン寺院の近くに架かる小さな橋を渡り、パタン側からカトマンズ川に入る。
 ここまでは私のいつもの散策のコースである。

 カトマンズ側の川に沿った道を上流に向かって進んでいくと、川が二つに分かれている。
 一つはどぶ川のような細いもの、もう一つは本流のように見えた。
 その川の分かれ目の丘の上にネパール人の若者がいたので 
 「バグマティ川の上流はどこか」と尋ねると 
 小さな細い川の流れを指差し、大きな本流の方はマノハラという川の名前だと言う。
 ネパールでは 川のことを ナディと言ったり、コラと言ったりする。
 このマノハラはコラと言われている。
 小さなどぶ川のようなバグマティ川の上流に向かっても、再び街中に入っていき、
 パシュパティナート寺院方面に向かうだけである。
 これでは面白みがない。

 バグマティ川本流のように見えたマノハラ川の上流に向かうことに決めた。
 川に沿って 自転車を走らせ、カトマンズを囲むように造られたリングロードを超えて
 しばらく行くと いつの間にか川沿いの道はなくなり、先に進めなくなってしまった。
 近くの新興住宅の中の細い道の中をぐるぐる回っているうちに やっと川辺に
 出ることが出来た。
 しかし、そこは今までのような街並みの風景ではなく、のびのびとした田園風景が
 広がる場所だった。
 しかし、カトマンズの中心部から10キロほど離れたこの田園地帯の周辺では
 宅地造成がどんどん進行しており、この田園地帯も早晩 住宅地域に変わって
 いくのだろう。

 川の水も きれいとは言えないまでも どぶ川のあの黒ずんだ色ではなく、茶色っぽい
 水の色で、川の岸辺では その川の水を使って女たちが洗濯をしている。
 その向こうには 広々とした畑地も広がり、農民たちが 畑仕事に精を出している。
 すぐ近くには 竹と萱で組んだ温室のようなものがある。
 ネパール人に聞くと きのこ栽培をしているという。
 バグマティ川の川辺のバラック建てのスラムを見慣れていた私にとっては、
 一瞬スラムかと見間違えてしまった。
 カトマンズの市場で売られている平茸やマッシュルームはこうした場所で作られるのだ。

 田園地帯の中の道をゆっくり走り抜けていくと、再び川に出合ってしまった。
 女たちが洗濯をしていた小川のような川ではなく、川らしい川であり、
 車の行き来できる立派な橋もかかっている。

 橋の下の川の中州の中で ネパールの南部タライ地方からやって来た家族が 
 砂利を集め、生活の糧を稼いでいる。
 日長1日の重労働で得ることの出来る収入は、2,3百ルピー 家族5人が
 生活するにはやっとの額だ。
 食べる ただそれだけの生活である。
 この川の名前は ハヌマンテ川 水量はないが それなりの川幅はある。

 わかったことは バグマティ川は カトマンズ盆地を流れる一つの川ではなく、
 カトマンズ盆地の中のいくつかの川が集まり、カトマンズの中心部で一つの川に
 なっているということだ。
 なんともあっけない幕切れだった。

 今度は バグマティ川下流に向かって パタン側の川沿いの道に向かって 
 自転車を走らせ、帰路へと向かった。
 ここに至るまで 3時間の時間を要してしまった。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 02:25:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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