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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02
カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 1

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 2

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 3

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 4

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 5

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カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 7

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐02 8

 タマン族の中年のマオイストの男と話しているうちに、このスラムの中に 
 ネパール人と結婚した日本人が住んでいるという話を聞いた。
 いくらなんでもスラムの中に日本人女性が住めるとは思えず、場所だけでも
 教えてもらうことにした。
 スラムといっても 20年前に出来たスラムで、今ではバラックからレンガ造りの
 建物に変わっている家も多い。
 その界隈を 男と一緒に歩いて その家へと向かった。
 家の様子だけ見ればいいと思っていたのであるが、男がどうしても家の中に行こうと
 言うので 板で囲った門を潜り、その後に従って入って行った。

 玄関に入ると そこは台所になっており、その隣の居間で家の主人は食事中だった。
 マオイストの男と私は 玄関に置かれてある椅子に座り、男は 彼の息子と結婚した
 日本女性はここに住んでいるのかと尋ねている。
 家の主人は 私のことは ネパール人だと思っている。
 話を訊くと 息子と日本女性は別の場所に住んでいるということだったので、
 それならと仕方がないということで 帰ろうとすると、男の話から 
 私が 日本人であることがわかり、是非 中に入ってくれということになった。

 居間には立派な応接セットが置かれ、奥に寝室、台所脇にも寝室があり、
 居間の一隅には階段もあり、2階もあるようだった。
 20年近い努力の中で、頑張って働いてきた証なのだろう。
 家の主人を見ると、松葉杖をついている。
 どうしたのかと訊くと 交通事故に遭ったと言う。
 仕事は 運転手であり、そのことからの交通事故かもしれない。
 子供は 日本女性と結婚することになっている息子と 嫁にやった娘がある。

 民族は マガール族で20年近く前にカトマンズ周辺の村からカトマンズにやって来て、
 この場所にバラックを建て、やっとレンガで家らしい家を建てたようだ。
 息子の年齢は24歳、結婚相手の日本女性も24歳ということだ。
 日本女性は 2年間、政府援助の仕事で やって来て マガール族の青年と知り合い、
 結婚の運びになったようだ。
 今はネパールでの結婚手続きとネパール青年の日本の滞在ヴィザ申請のために
 やってきていると言う。

 マガール族の青年の両親からすれば、嫁を迎えるのだから、一緒に住んでほしいと
 願っているようだが、この環境の中では なかなか簡単なことではないようだ。
 息子の話では 日本で働いて、仕送りするから、父親は働かなくてもいいし、
 しっかり足の怪我の養生をしてほしいと言っているようだが、父親の本音としては 
 嫁を迎え、息子と一緒に生活したいというのが本音のようだ。

 息子が望んでいるし、息子が日本で働けるならと思い、納得はしてはいないが、
 仕方がないと諦めているところもある。

 日本女性からすれば、若い二人が決めたことだから、二人で生活するのは当然という
 考えがあるのだろうが、ネパールでは 息子は両親とともに住み、嫁を迎え、子供を
 産み、両親の老後の面倒を見るというのが 当たり前で、今も別の場所に住んでいる
 ようでは 両親とすれば、後々のことが心配で、息子を取られたという気も
 しているのだろう。
 母親の方が そんな気持ちが強いようだ。
 そんな両親の気持ちを 結婚相手の日本女性はどのくらい理解しているのだろう。
 ネパールの価値観、今の日本の価値観はあまりに違いすぎるのである。

 どんな場所であっても ネパールに居る間、ネパール青年の両親と一緒に生活し、
 その価値観の違いを理解し、その溝を埋めようと努力しない限り、どこかで破綻する
 ことになるのではと心配にもなる。

 20年の血のにじむような努力の中で 息子、娘を育て、家をそれなりの形に
 整えてきた両親の気持ちを 日本女性はどのくらい理解しているのだろう。
 今風の若い日本の女の子と同じであれば、相手のネパール青年との間にも
 超えることの出来ない溝も生まれてくるのではと 気にかかる。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 09:16:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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