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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01
カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 1

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 2

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 3

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 4

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 5

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 6

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 7

カトマンズ あるマオイストの肖像から‐01 8

 毎日の日課のように 1日に1度は 近くのバグマティ川の川沿いへと向かう。
 午前9時近くなると 陽射しも強く、夏の到来を予感させる。
 ネワール族のタンドォカール・カーストの農民たちの畑仕事が眺めながら、
 バグマティ川の川辺に近づくと、その川辺では 新しい橋の建設の最中である。
 この橋、どれだけ効用のある橋なのか 誰一人 理解できない。
 何のためにお金をかけ、川に橋をかける必要があるのか 判然としない橋造りである。

 その橋作りの建設現場を抜けると 半年ぐらい前から貧しい人たちが住み始めた木材を
 寄せ集めて造ったバラック立ての家々が建ち並ぶスラムに入っていくことになる。

 そのスラムの中の一隅に 大勢のスラム住民が集まっている。
 そこへ足を運ぶと 5千リットルの水が入る大きな黒いポリタンクが設置されており、
 住民たちが 朝の食事の支度のための水汲みにやってきていたのである。

 スラムに住む人たちの水を汲む様子を眺めていると そのすぐ近くに一人の中年過ぎの
 男が座り込んでいた。
 「あなたもここの住民か」と声をかけると 「そうだ」と答える。
 いろいろ話しているうちに 彼は タマン族で 以前は警察官の仕事に 
 18年間 従事していたが、退職して、今はその年金 月5千ルピーで生活している。
 そして、彼はマオイストであり、このスラムの世話役をし、スラムの住民のまとめ役に
 なっている。
 皆でお金を出し合い、この大きなポリタンクの設置の音頭を取ったのも彼らしい。
 私と話している間も 住民の苦情を聞き、それを手にしているノートに書き付けている。

 このスラムには 二つのスラムがある。
 1つは10数年前あたりから造られ始めた古いスラムで 今では大半レンガ造りの
 家へと姿を変えている。
 もう1つは 半年前から建てられ始めた新しいスラムで 木製の荷箱をばらして建てた
 住居が建ち並ぶ。
 この新しく出来たスラムには多くのタマン族が住む。
 この二つのスラムの調整役をするのもタマン族の彼の仕事の一つらしい。

 マオイスト主導の今の政府について 話をすると、バウン族、チェットリ族が
 マオイストの指導部の席を牛耳り、少数民族の要求に応えなくなっていることには
 不満を持っているようだ。
 タマン族のみならず、ライ・リンブー、マガール、グルン、ダリットなどの低カースト 
 の人たちも不満を持ち始め、マオイストから脱退し、新たに別のマオイストのグループ 
 を作ろうとする動きも活発になってきている。
 
 命を落とすような厳しい戦いには 少数民族を立たせ、自分たちは安全なインドにいて
 口で指示だけを与えてきたバウン、チェットリ族の指導部たち、命を落としてきたのは
 地を這うようにして生きる少数民族たちばかりである。
 新しく権力、地位を得た指導部たちの贅沢振りが目に余るようになってきているのも
 事実である。
 マオイストを支持した貧しい人たちが 仕事を求め、1日の糧を求め、水を求めて
 奔走しているし、やせ細っている中で、幹部たちは 新しく得た贅沢な生活の中で
 太る一方である。
 バウン族、チェットリ族の指導部たちは 貧しいものの味方であることを標榜するが、
 貧しいものたちがスラムで 村でどんな生活を強いられているのかは知らない。
 そんな現場にも行ったこともないだろう。
 口だけ、理屈だけが先走っているだけだ。

 本当に貧しいものたちの現実を知っているのは こうした地道に生きるこのタマン族の
 男のようなマオイストたちである。
 マオイストの支持者は 彼のような地に這うマオイストの努力によって生まれてきたのである。
 バウン族の煽動家 マオイスト党首プラチャンダたちから 地を這うように生きる
 マオイストの手に 力を取り戻す必要がある。
 バウン、チェットリ族が 政治権力を握ってしまえば、
 いつまで経っても 先住民族たちに 豊かな生活はやって来ない。



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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 02:59:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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