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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐03
カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐03 1

カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐03 2

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 2009年 年が明けて 再びカトマンズにやって来た。
 そして、又、いつものようにバグマティ川沿いの散策が始まった。
 バグマティ川の辺に立つシバ寺院にも顔を出してみた。 

 シバ寺院に住む人々、子供たちの生活も一見、変わることもなく、4ヶ月前の生活と
 同じように流れているように見えた。
 変わっていることといえば、春先とはいえ、朝夕にはまだ冬の寒さが残り、
 人々の服装が 冬の装いであったことぐらいだ。

 タマン族の女の子 スジータもそのおばあさんも元気そうだったし、ネワール族の
 ビックラムもその3人の妹も以前と同じように見えた。
 ただ気になったのは ビックラムとその3人の妹たちの姿が、多少薄汚く見えたことだ。
 ネパールではよくあることだが、子供たちは 冬場は冷たい水を使っての水浴びを嫌い、
 親が無頓着であれば、1ヶ月以上水浴びをしないこともあるから、そんなものだろうと
 思っていた。

 11歳になるビックラムも 前回のカトマンズ滞在のときに学校へ行くのをやめたと
 いう話を聞いたが、新しい学校に通うこともなく、無為に時間を過ごしているようだ。
 彼の首筋もすっかり、垢まみれになれ、顔つきにもふてぶてしい感じが見られるように
 なっている。

 あるとき、シバ寺院に行ってみると ビックラムの下から2番目の妹が 
 大きなリュックを背負い、シバ寺院の前に座り込んでいる。
 履いている靴も余所行きである。
 どこかに出掛けるのかと訊くと、リュックの中身を出し始める。
 鉛筆、ノート、ボールペン、お菓子も入っている。
 彼女のそんな様子を眺めていると、一人の30歳過ぎの男がやって来て、
 リュックを部屋の中にしまえと言っている。

 話をすると、ビックラムたちの父親だった。
 リュックは 香港の援助団体からもらったと言う。
 ビックラムたちの母親の姿が見えないが どうしたのかと尋ねると、
 別の男と駆け落ちして出て行ってしまったと言う。
 そのあと、自分たちが如何に貧しく如何に困っているかを 長々と訴える。
 どう見ても甲斐性のある男のようには見えない。
 子供たちの世話もまともにしているようにも見えない。
 ビックラムたちの薄汚れていた理由が良く理解できた。

 逃げ出したビックラムたちの母親も 対岸にあるゴミ捨て場に行って、プラスティック
 の袋を集め、それを売っては生活の足しにしていたようだったが、あまりの生活の
 苦しさに耐えかねたのか、子供たちを捨ててまで、別の男の下に走ることで 新しい
 未来を手にしようとしたのだろうか。
 ビックラムたちの母親が失踪してから、2ヶ月以上が経つようである。

 この2ヶ月間の食事の用意は ビックラムの仕事だ。
 米の中に野菜を入れて炊き上げているだけのご飯で、時々ダール(豆汁)と一緒に
 食べるだけの貧しい食事である。
 幼い妹たちの満足のいくものではない。

 シバ寺院の中に住んでいる人たちは 寄せ集めの集団である。
 バウン族、チェットリ族、タマン族、ネワール族 顔を合わせば、話ぐらいは
 するだろうが、この4人の子供たちの世話をしているようには見えない。
 カーストや民族が違えば、他人事といった姿も見られる。
 子供たちが薄汚れた格好をしていても 関心はないようだ。
 自分たちの作ったおかずを与えることもないようである。
 この場所も 多民族で構成される小さなネパール社会なのだ。
 民族やカーストが違えば、助け合いの姿はないのである。
 同じ場所に暮らしていても 点でばらばらなのである。
 子供たちは ある服をとっかえひっかえ着まわし、着ている福も薄汚れていくばかりだ。
 妹たちの面倒は 11歳のビックラムには あまりに重過ぎる。



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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 20:15:29 | Trackback(0) | Comments(0)
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