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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団
カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 1

カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 2

カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 3

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カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 6

カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 7

カトマンズ 路上は生きている‐02 農民たちの楽団 8

 カトマンズの旧王宮広場の一角で 農民たちの楽団に出会った。
 太鼓を敲く者、小さなシンバルを敲く者、歌を歌う者たちの行列だ。
 ネワール族の農民カースト マハルザンの楽団だ。
 彼らの信仰する神様のお祭りの日らしい。
 農民カースト マハルザンといえば、このカトマンズ盆地に2千年に渡って
 住みついてきたネワール族である。
 彼らは このカトマンズに住み着いて以来、こんな形で街を練り歩き、神様を
 敬ってきたのだろう。
 彼らの先祖がこの小さな祭りを始めてから、何百年も途絶えることなく引き継がれて
 きたのだろう。

 カトマンズのネワール族の農民カースト マハルザンは もう 農民とは言えない。
 彼らが耕す土地など もうどこにも残っていない。
 古い時代から ネワール語でジャプーと呼ばれ、どんな力仕事にも耐えることの出来る
 頑強な人という意味を持つ。
 ネワール族のカーストの中では中間に属すが、支配層からは搾取されてきた人々だ。
 昔は 国土はすべて国王のものであり、その政府のものだった。
 政府が道を作る、官舎を建てるといえば、二束三文で土地を取り上げられ、
 農地を失っていった。
 教育の機会のなかった彼らは 未来に向かって備えることも、時代を見通す力もなく、
 祭りの中で 楽器を鳴らし、歌を歌い、酒を飲み、水牛の肉を食らい、
 貧しい自分たちを慰めてきたのである。
 今でも 生き生きとした昔ながらの濃厚な数多くの祭りや行事を残しているのは
 このマハルザンである。

 マハルザンの楽団を後に残して、以前行ったことのあるカトマンズのドゥンゲ・ダーラ 
 と呼ばれている水場の近くにある小さな集落に行ってみることにした。
 後に残したつもりのマハルザンの楽団が どういうわけか私の後ろについてくる。

 水場の近くの集落の門を潜りぬけ、集落の中に入って行く。
 集落の奥に入り込んでみると、そこでは何やら宴会の準備がなされている。
 水牛の肉を使ったツェラと呼ばれる水牛肉のあぶり肉を大蒜、唐辛子、菜種油であえて
 作るネワール族の宴会には欠かせない料理が 男たちの手によって作られている。
 その横をマハルザンの楽隊が通り過ぎていく。
 彼らはこの集落の人々で 祭りはこの集落のものだったのだ。
 カトマンズの旧王宮広場の中心のすぐ近くの集落に 昔と少しも違わない生活が
 残っている、これがカトマンズの面白いところである。
 どんどん大きく膨らんでいくカトマンズの街の中に 都市の機能と村の機能が
 共存している。
 こんな街は他にはないだろう。

 料理を作っている人、周りに群がっている人たちと話し込む。
 私が日本人であることがわかると、日本のことがしきりと話題になる。
 ツェラとロキシーを食べて行けと言われるが 家に電気が来るのは夕方の4時、
 もう時計の針は 3時を指している。
 大急ぎでこの集落を離れ、家へと向かった。



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カトマンズ 街の風景 | 21:47:30 | Trackback(0) | Comments(0)
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