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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い
カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 1

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 2

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 3

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 4

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 5

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 6

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 7

カトマンズ 子供たちの素顔‐03 手伝い 8

 カトマンズの貧しい庶民の子供たちは 何かしら家での仕事を受け持っている。
 朝夕の水汲みは子供たちの仕事だし、農民カーストの子供であれば、畑からの作物を
 路上に並べ、売ったりもする。
 路上での商いをする親のそばにいてその手伝いをすることもある。
 掃除、洗濯、食後の後片付け、年相応に様々の仕事を覚えていく。
 貧しく生活に終われる親たちの生活の中では、子供たちは大切な生活の担い手である。
 女の子たちは 男の子以上に親の仕事を手伝うことが多い。
 文明の利器に囲まれた日本の親や子供に比べれば、はるかに生活力を持った適応性の
 ある人間が育つだろう。
 親とともに家事をこなしていくことで 親子の絆も確かなものになるだろう。
 親であるから、偉いのではなく、親は自分より優れた生活者だから偉いのだという
 認識も深めていくだろう。

 勉強と遊びだけに明け暮れる中産階級以上の子供たちに比べれば、はるかに生活力を
 身につける庶民の子供たちであるが、このネパールでは身体を使った労働は評価されず、
 賃金も安い。

 インドからやって来た子供たちなど、手伝いといったレベルを超えて、自分の生活の
 糧を稼ぎ出すといったたくましさである。
 1日中 綿菓子を担いで売り歩く子供、野菜市場で大人に混じって大声を上げて
 野菜を売る子供、もう1人前の生活者の風貌である。
 カトマンズに生活の基盤のない子供たちの仕事といえば、廃品集めである。
 ビニール、空き缶、ペットボトルとお金になりそうなものを集めては 
 換金して 空腹を癒している。

 子供に夢のある生活などと 先進諸国の識者たちは 口を揃えて声を上げるが、
 それは先進諸国と発展途上国との社会構造の違いをしっかりと認識していない者の
 戯言に過ぎず、そんなことを信じていては、大人になれば、たちまち生活に困って
 しまうのである。
 先進諸国に住む子供たちに 大人たちはどれだけの豊かな生き生きとした未来を
 保障してやれるのだというのだろう。
 子殺し、親殺しの横行する日本に比べれば、ネパール社会の方が 貧しくても
 もっと正常な姿のように思えるのは私だけだろうか。

 貧しい庶民の子供たちにとって 何よりも必要な能力は たくましい生活力であり、
 自らを護る能力である。
 手伝いや仕事は確実にその能力を養ってくれる。
 中産階級以上の家庭の子供たちのようにいつまでも親のすねかじりというわけには
 行かない。
 とにかく食べていくための力を養う必要があるのである。
 こうした生活をしている子供たちが 子供らしくないのかといえば、そうでもないのだ。
 むしろ、私立学校に通う中産階級上の家庭の子供の方が余程 小憎らしい子供が多い。
 親が傲慢であれば、子供が親に似て傲慢になるのも当然のことだ。
 家の仕事は すべて雇い人に任せ、洗濯も掃除も食事の用意さえ、使用人任せの家の
 子供がまともに育つとは 到底思えないし、貧しいものに温かい目を向けるとも
 思えない。
 それがネパールの現実であり、ネパールの支配階級の姿である。
 政治を牛耳るバウン族、チェットリ族の生活姿勢でもある。
 それが ここ300年のネパールの歴史なのである。
 富を奪うものと奪われるものとの軋轢の歴史でもあったのだ。

 その国の歴史や社会構造を理解することなく、先進諸国の理想や価値観を押し付ければ、
 この子供たちの真の姿は見えてこない。
 日本は同じアジア人でありながら、東南アジア、南アジアの人々の生活からあまりに
 かけ離れ、同じ地平に立つことができなくなっていることを自覚する必要があるだろう。
 日本人にとってはこうしたアジアの国より、ヨーロッパやアメリカの方が余程近く
 なっている。
 しかし、どうあがいてもアジア人である日本人は ヨーロッパ、アメリカの人々の
 中には入っていけないだろう。
 うわべだけを真似れば真似るほど、自分を支えてくれる文化からは遠ざかっていく。



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カトマンズ 生き抜く人々 | 05:06:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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