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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ バグマティ川岸辺の朝の目覚め
カトマンズ バグマティ川岸辺の朝の目覚め

 季節は 冬から春へと 確実に移っているが、それでもまだまだ明け方には
 寒さが残っている。
 人々は 朝靄の中から、暖かい陽射しの訪れるのをひたすらに待ち、陽射しが
 射し始め、大気を暖め始めると、三々五々、家の外に出てくる。
 顔を洗い、歯を磨き、口をゆすぎ、朝の目覚めを促す。
 女たちは 朝餉の準備、子供たちは水場へ水を汲みに行く。
 水を汲み終えた子供たちは 母親の朝餉の用意できたという声を待って
 うろうろとあたりを動き回っている。

 人々の動きも寒さのためか、ゆっくりとしており、身体もまだまだ本調子では
 動き出していない。
 自然の時の流れに身を任せた人々の朝の姿、こんな人々の姿、そして光景は
 もう東京やバンコクでは見ることの出来ないものだ。

 時間に追われ、仕事に追われ、人間の持っている本来の朝の目覚めを犠牲にしながら、
 人々は働き、より多くの欲望に捉えられて、自分の生活のリズムを失っていく。
 朝の目覚めとともに 自分を取り戻すこともないままに…。

 カトマンズの川辺の朝、古いレンガ造りの建物の小さな広場、朝靄の中で
 1日の始まりをゆったりと味わいながら、緩慢に動き出す人々、
 これが本来の朝の始まりなのだ。

 25年前に住んでいたカトマンズ郊外のキルティプールの朝もこんな光景だった。
 日が昇り、朝靄が晴れ、陽の光が差し込み、寒さに震えて縮こまっていた身体と
 心が背伸びを始める。
 昔、旅をしたインドの村にもこんな朝があった。
 人々は家の前に出てきて、歯を磨き、顔を洗う。
 朝日とともに起き、夕陽が沈み、暗闇が迫ると、夕餉を済ませ、眠りに入る。
 それはケララの小さな村パイヤヌールの朝だった。
 井戸から水を汲み上げ、その水で顔を洗い、口をゆすいだ。
 電気など来ていないオイルランプの中での村の生活の日々だった。

 ラクソールからビルガンジへのインドからネパールへの国境越えの早朝にも
 人々の朝の息吹を感じさせる朝があった。

 そんな朝があったことを バグマティ川の岸辺で生活する人々の姿の中に
 思い出した。

 今の都会では 当たり前のことが何なのか、人々はすっかり忘れてしまっている。
 朝 自然と調和した自分のペースとともに目覚め、夜は眠りに就く。
 今 カトマンズは 1日14時間の計画停電の真っ最中だ。
 停電の中の生活は 確かに不便なものだが、人々は何かを取り戻している。
 文明によって、進歩によって 人間が何を得、何を失ったのか。


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アジアの街角 1枚の写真から | 22:40:51 | Trackback(0) | Comments(0)
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