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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 食べること
東京 食べること 1

東京 食べること 2

東京 食べること 3

東京 食べること 4

東京 食べること 5

 日本に帰ってきて、いつも気にかかることは 日本の異常なグルメ流行りである。
 夜の7時から9時までのテレビ番組を見れば、たいてい食べ物の特集番組があり、
 競うようにして、その美食を紹介している。

 私も自分のブログで食べ物の紹介をすることがあるが、それば ネパールのカトマンズ 
 やタイのバンコクの庶民たちの生活ぶりを紹介するためのことであって、別に美食を
 紹介するためではない。
 ごく当たり前の美味しいものを安く手に入れるために カトマンズやバンコクの
 ごく普通の人たちがどう向き合っているのかを知ってもらうためである。
 それ以外の目的で とりわけお金のかかる食べ物について書くことはない。

 東京に帰ってきても節約の生活であるから、どこかで美味しいものを食べようという
 気にはなれないし、食生活の基本がネパールやタイにあるから、取り立てて、
 美味しいものを求めてという気持ちにもなれない。

 ネパールの庶民の食事といえば、ダル・バート・タルカリ、豆汁とご飯と野菜カレー、
 そして、たまに肉カレーというのが定番である。
 バンコクならご飯を家で炊き、2,3品のおかず(約200円)を買ってきて、3,4人で
 食べるというのが、普通の庶民の食生活で 過食に走ることはない。
 ネパールでもタイでも 肥満に苦しんでいるのは金持ちの贅沢である。

 そんなネパールやタイの普通の庶民の食生活を見ていると、取り立てて食にお金を
 かけて、美味しいものという気になれなくなってしまう。
 アフリカやアジアの発展途上国の飢餓の問題を扱っているテレビ番組の後先に
 グルメ番組を放送しているという節操のなさには驚いてしまうし、それが今の日本を
 象徴しているのだろうと思う。
 日本での自分の食生活と 飢餓に苦しんでいる国々の人々に対する同情の心は 
 別物であるといった日本人の生活姿勢には戸惑ってしまうのである。
 いや、日本だって、本当に食生活に困っている人、生活に困っている人はいるのは
 確かであるが、そうしたことに対して想像力の働かない世界になってしまっている。

 ネパールやタイの普通の庶民の食生活のことを思うと、
 食事というものは 空腹を癒すだけで充分なのではと思ってしまう。
 自分の身近な人間に 美味しいものを食べさせてあげたいという気持ちはわかるが、
 自分の楽しみのためだけに美味しいものを食べるという行為、そうしている自分を
 考えると、どこかに罪悪感を感じてしまうのである。

 少しでも家族に美味しいものを食べさせたいと思うのは 高価な材料を使うことでは
 なく、当たり前のものを如何に美味しく料理するかという工夫であり、それが家族への
 愛情というものだろう。
 それは 日本が貧しかった時代にも実践されていたことである。


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徒然なるままに | 12:24:14 | Trackback(0) | Comments(9)
コメント
ひかるのさん、

小生も苦々しく思っていました。日本のグルメブームには異常な感じがして嫌いです。そのくせ小生のブログにも時々グルメ情報を出しています。
でもなるべく値段の安いB級グルメの情報に力をいれています。

12月30日にはまた日本を離れるのですね。
ひかるのさんにお会い出来て本当にうれしく思いました。
どうぞお元気でお過ごしください。
敬具、後藤和弘
2008-12-22 月 12:48:21 | URL | 藤山杜人 [編集]
こんにちは。
写真の料理はネパールのものでしょうか。
美味しそうですね。
ただ、手で食べるのには慣れていませんので、始めは食べづらいですが、
多分大丈夫でしょう。好きになれそうな料理です。

タイに居た頃は、タイ人とよくタイ人が行く普通のレストラン(テントを張った
ような)へよく行きました。ほんとのタイ料理が味わえるからです。
もちろん屋台でも。ホテルの焼き飯よりも、屋台の焼き飯の方が美味し
かったことをよく覚えています。

日本でも料理番組が好きでよく見ますが、贅沢なグルメ番組や贅沢な
材料を使った料理番組は好みません。家庭料理や冷蔵庫の残り物を
使ったアイデア料理、調理の工夫を知るために見ています。

最近、タイ語の勉強をまた始めてました。タイ文字を読めるようにと、
タイ文字を書く練習をしています。
2008-12-22 月 15:54:49 | URL | machan [編集]
藤山杜人様

歯止めのない食べるものに対する欲求、
その挙句、今度はダイエットに狂う。
適切な食生活すら、忘れているような気がします。

物に対する姿勢も同じです。
こんな生活のための経済成長など どうでもいいことのようにも
思えてきます。

エコーすらも偽者のように思えてきます。
高々、20年のうちにこんな風潮になってしまいましたが、
次の20年で歯止めはかけられるのでしょうか。

又、会える日を楽しみにしています。

                                 ひかるの
2008-12-22 月 16:17:03 | URL | ひかるの [編集]
machan様

 世界の情報は世界中を飛び回っていても、
 想像力を失った心では、何も感じ取ることは出来ません。
 人間が想像力を失い、お金と物への飽くなき欲求に向かえば、
 こんな世界が出来上がるというのが今の世界です。
 日本にいるのは辛いですね。

 タイ語、ネパール語、ヒンディ語と読み書きが出来るように
 頑張りましたが、憶えておくより、忘れる速度のほうが
 どんどん速くなり、脳の老巧化を感じています。

 食べることも簡素なもので充分で、煮物、鯵の開き、塩鮭、漬物
 で充分です。

 バンコクに行けば、1番安い魚、鯵の開き、煮魚、屋台の惣菜の
 生活が始まります。
 面倒さえ厭わなければ、結構、人間らしい生活も出来ます。
 ネパールでも同じです。

 味覚はだんだん昔食べたものへの回帰に向かうようですよ。

                                ひかるの
2008-12-22 月 16:29:20 | URL | ひかるの [編集]
2,3週間前、200グラムで21万円というステーキを紹介していました。神を恐れぬ所業です。罰当たりです。
安くて美味しいものを紹介するのが、マスコミの役割ではないでしょうか。そういう番組が多くなれば、料理人たちも、切磋琢磨するでしょう。
高くて美味しいのは当たり前であって、報道する価値はありません。
2008-12-22 月 16:46:26 | URL | 西森憲司 [編集]
西森様

 当たり前の素材を使って、丁寧に料理を作れば
 何でも美味しいはずです。

 身体と心にとってどんな生活が望ましいのかという視点が
 どこかに行ってしまっています。

 お金と物をどんどん無駄に使っていけば、
 経済成長していくという考え方は、どうも信用できない。
 そんなことに批判も批評も持たない日本人にも
 ちょっと考えてしまいます。
2008-12-22 月 17:03:45 | URL | ひかるの [編集]
machanさま

料理はすべてネパール料理です。
ダル・バート・タルカリはタカリ族の店のもの、

その下の料理は、ネワール族の水牛の肉、内臓料理、
カザと呼ばれる昼食用の軽食です。

1番下のものは、ネパールモモと呼ばれる蒸し餃子です。
一皿25ルピー 35円です。

私は これらの料理で充分です。
2008-12-22 月 17:07:55 | URL | ひかるの [編集]
>少しでも家族に美味しいものを食べさせたいと思うのは 高価な材料を使うことではなく、当たり前のものを如何に美味しく料理するかという工夫であり、それが家族への愛情というものだろう。

とてもステキな表現ですね。おっしゃる通りと思います。

戦後のスーパー、量販店の品揃えは、戦時中にひもじい思いをした日本人にとって「夢」の空間に映っただろうことは想像できるのですが、その後の経済成長とともに留まらない大量生産、大量消費が続き、「付加価値の高い」ものを手に入れる(食べられる)ことに、ステータスがあるというメディアが煽っているだけの幻想・・・本当におかしなことになっていると思います。

おかしいな・・・と思いながらも、騙し騙しで半世紀あまりを本来の生真面目さで乗り越えてきた日本人ですが、昨今の情勢を見る限り、「気持ち」の問題ではなく、システム上、どうやっても騙せないところに来てしまったんじゃないかな?と思います。

「必要なモノを、必要なだけ、必要としている人に、必要な時に、適正な価格で手に入る」シンプルな仕組みだと思うのですが・・・。

また遊びに来させていただきます!
2008-12-23 火 10:41:36 | URL | trance trance [編集]
資源の枯渇、地球温暖化、そしてそれによる気候変動、
富の分配の不公平と 問題は山積しているにもかかわらず、
消費をあおり、経済成長を促すことばかりを考えています。

問題の解決とは反対の姿勢、これこそ矛盾というものです。
ほどほどにものを食べ、ほどほどの生活の中で喜び野楽しみをを
見出す努力も必要な時代です。

今回も世界金融危機を教訓に 経済至上主義からの方向転換を
はかり、人間のためのシステムを考え出す必要があるようです。
それが出来ないなら、人間は滅亡への時間を速めるだけでしょう。

50年前の質素な生活が嘘のようです。
2008-12-23 火 11:07:14 | URL | ひかるの [編集]
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