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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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東京 展示会の片付け
東京 展示会の片付け 1

東京 展示会の片付け 2 東京 展示会の片付け 3 東京 展示会の片付け 4
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 朝起きると、冷たい雨がしとしとと降っている。
 それでも12月のような寒さはない。
 昔の12月の雨といえば、みぞれ混じりの雨だったように記憶している。
 寒い時期にはあまり日本には帰らなかったけれど、12月のみぞれ混じりの雨の
 記憶といえば、14,5年前のことだ。
 今、東京にいても暖房なしの生活だ。
 住んでいる場所の上下左右が暖房を使っているから それほど寒くはないのだろう。

 午後3時には展示会場に 赤帽がやってくる。
 それに合わせて、12時過ぎに手伝ってくれる人と 神田小川町に向かう。

 都営地下鉄に乗り、優先席に眼を向けると いつものことながら、優先席を必要と
 しない年齢の人たちが座り込んで、携帯でメール交換をしている。
 その後ろの窓ガラスには 携帯使用禁止のマークが貼ってある。
 寒々とした光景だ。
 言葉とは、記号とは何だろうと考えてしまう。
 年寄りが目の前に立っても譲る気などさらさらない人たちである。
 東京はどういう世界になっているのだろう。

 展示会場で展示していた布類を片付け始める。
 布たちにとっては、晴れやかな舞台であったのだろうが 
 見てくれる人の少なかったことに対して申し訳ない。
 再び、箱の中にしまわれ、いつの日かの晴れ舞台の機会を待つだけである。

 その中の1枚の布、インドの超絶的なメタル刺繍のタペストリー、ベッドの枠に張られ、
 4,5人の職人たちが 何ヶ月もかけて仕上げた素晴らしい息を呑むような仕事ぶりだ。
 今の日本では こうした熟練した手で作り上げたものを感じる感受性がだんだん
 薄れて行っている。
 自らの文化を見つめる眼が失われていけば、異国の文化も理解できなくなる。
 手仕事の中には 人間の心が現れている。
 その心を素直に感じ取る力があれば、この世の中ももっと暖かいものになるだろう。
 たった一つしかない手仕事で作られたもの、工場で多量に作られたもの、
 その違いさらも感じ取れなくなっている今の世界だ。

 大切なものが 先進諸国 日本から失われ殺伐していく世界になっていく前に
 そのことを理解している人々は手をつなぎ、声を上げていかなくてはならないだろう。
 そうしないと、人間が身体を使って作り出す世界は、ますます少なくなり、
 人間そのものが尊厳を失い、物と同じように扱われる世界がすぐ近くまで
 迫っていることすら気がつかないだろう。
 人間は感情を持っている生き物である。
 必要がなくなれば、首を切られ、使い捨てられる存在ではないのである。
 この世界金融危機の中で 人間とは何か、人間が生きることが出来る場所は
 どんな場所かが問われている。


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展示会 | 01:00:21 | Trackback(0) | Comments(0)
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