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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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東京から タイの行方‐1
 代替空港として パタヤの近くの海軍基地の中のウタパオ空港での発着が可能に
 なったようでだが、10万人近い待機中の乗客の便宜を図るには、充分と言えない
 状況の中にある。

 現政権のソムチャイ首相も チェンマイを本拠地にして、指示を与えているが、
 これでは、治安を任された警察組織も真剣には取り組まないだろう。
 こういった際には 陣頭指揮が不可欠である。
 バンコクで陣頭指揮を取らない限り、国民の支持は失われていくだろう。
 官僚出身で押されて、無理やり首相の座に置かれたという人物で、タクシン元首相、
 サマック前首相のような強烈な個性を持つ人間ではない。

 テレビ報道によれば 早ければ12月3日にタイ憲法裁判所から選挙違反に対する
 連立与党3党の解答裁判の判決がでる予定である。
 有罪の場合は タクシン元首相の義弟のソムチャイ首相ら党役員の参政権が5年間
 停止され、閣僚、議員を失職する可能性がある。

 12月3日の憲法裁判所の判決、12月5日の国王誕生日までには 
 何らかの動きがあるだろう。
 しかし、26日からの空港閉鎖から4日も過ぎてしまった。
 いくらなんでも 国際空港閉鎖という事態になれば、厳しく対処するだろうと思って
 いたが、どうも予測がはずれてしまった。
 25年 アジアでの生活をする機会が多かったが、こんな話は始めてである。
 連合(PAD)の今回の抗議デモが 如何に常軌を逸しているかがよくわかる。
 現政権が秩序の回復をしようと思っても軍・警察組織が協力せず、少数派の連合に
 利する動きをするようでは この国の未来にも翳りが感じられる。
 今世界中が 世界金融危機に追われているというのに このアナクロリズムの中に
 いるタイという国は大丈夫かと心配になる。

 連合の指導者 チャムロン元バンコク都知事が連合(PAD)にかかわる前の生活と
 いえば、1991年のスチンダ軍事政権打倒の指導者であり、国王の仲裁によって
 スチンダ政権は終わりを続け、タイの議会制民主主義の道筋をつけた功労者として
 有名な人物である。

 タクシン政権時代には 副首相としてタクシン政権を支えたが、途中で袂を分かち、
 その後は バンコク郊外で「1日1食」の菜食主義を通し、常に農民服の・モホームを
 着用し、バンコク郊外に「清潔、勤勉、質素節約、正直、自己犠牲、親孝行」の心を
 持つ人材を育てる人材育成センターを設け、有機農業を実践していたという人である。

 勤勉実直で清廉な人柄から、権力者が法を遵守しない、汚職に励むといったことには 
 敏感に反応し、タイの国王の提唱する『足るを知る社会』に賛同したしたことが
 伺われ、それが連合(PAD)の運動につながったということは理解できるが、
 やはり首相官邸占拠から今回の国際空港選挙に至る行動は、目的のためなら、
 手段を選ばぬという過激な行動としか映らない。
 潔癖な性格を持つ人間は こうした運動の中では過激な行動に走りやすいもの
 なのだろう。
 国王以外の人の話は受け入れないといった姿勢もどこかにあるようだ。

 何か起これば、国王の采配を求めるというのでは、いつまで経ってもタイの政治は
 成熟していかないだろう。
 チャムロン氏の求める「清潔、勤勉、質素節約、正直、自己犠牲、親孝行」の心の
 育成には別に反対するものではないが、どうも実践する場所が違っているようにも
 思える。
 そこにはどうも寛容の精神はないように感じられてならない。


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タイ事情 | 20:18:19 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
一連のタイに関する記事を興味深く拝見しています。
タイはどこへ向かおうとしているのでしょうか。
王室が無くなるという事が近未来的にありえないとするならば、完全な王政復古をめざしているのでしょうか。
しかし、人気の高い現国王は高齢で、いつどうなっても不思議ではありません。
そうなった時、今の皇太子の調停は受け入れられるのでしょうか。
どこかで、現皇太子の評判はそれほど良くないとも聞いています。
外から見ていると、本当な不思議な騒乱です。
2008-11-29 土 21:30:32 | URL | 西森憲司 [編集]
難しい問題ですね。
現国王からすれば、王室の安定した存続を願っていると思いますが、
汚職による政治に対する国民の不信から国王に対する期待から
現国王の権威があまりに突出したために 政治的に利用されることになってしまい、1番戸惑っているのは国王自身ではないでしょうか。

ただ金権体質のタクシン氏の強硬なやり方には苦々しく思っていたようで、必要以上に権力を使ってしまったようです。
それが旧支配階級を勢いづかせてしまったようです。

今、タイの混乱の収拾を図れるのは 国王の言葉ですが、
高齢で健康的に優れないことが、判断を遅らせているようにも
思えます。

日本の天皇家のような役割に限定すれば、いいのですが、
政治的に国王の権威を利用しようとする勢力もありますから、
それも簡単にはいかないし、現国王以降の王室に対する心配も
山積していますが、それは国王より、王妃のほうが不安を感じている
ようです。

タイ人の精神構造も、支配構造も 百年前と変わっていないことが
今回のことで証明された感じがします。

今の状況をどう考えるのかが タイ国民の課題ですね。
2008-11-29 土 23:57:52 | URL | ひかるの [編集]
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