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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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東京 元厚生事務次官宅連続殺傷事件に寄せて‐3
 相も変わらず、この事件に対するテレビ報道は 重箱の隅をつつくような報道姿勢で
 ことの本質からは どんどん遠ざかっているとしか思えない。

 確かに殺人という行為は 許しがたいことであるが、こうした事件を引き起こすに
 至った容疑者の心の軌跡をきめ細かく探求しない限り、ことの本質には気づくことは
 出来ないだろう。

 以前にもブログで紹介したことがあるが、こんな動物実験がある。

― ジョン・カルブンという人が、ノルウェーのネズミ、スカンジナビア・レミングと
  いわれるネズミを使って実験を行っている。
  このネズミ、ネズミにしては貞操観念の強い一夫一婦制を厳重に守る習性がある。
  このネズミを、一つの限定された箱の中で、どんどん数を増やしていく。
  そして、このネズミを観察してみると、ネズミが増えるにしたがって、おかしくなる。
  副腎機能(食欲と排泄のバランスを司る器官、ストレスが起こると、副腎機能がやられ、
  ショック死することもある)がやられる。
  1番最初に死んでいくのは、赤ん坊とメス、そのネズミ、そして一夫一婦制が乱れる。
  メスは巣の掃除を全然しなくなる。セックスの混乱が起こる。
  しっぽに噛み付く、メス・オスの境がはっきりしなくなって、狂乱状態におちいる。
  そして、最後には、いっぺんにどっと食べるものは、凄い量を食べて、がっくりいってしまう。
  食べないものは、全然食べず、餓死してしまう。 ―


 人間も動物である。
 動物であれば、とっくの昔に死滅していたと思われる人間が 今日まで生き延びることが
 出来たのは、ひとえに知恵の働きである。
 世界の人口は増加の一途にある。
 人間が文明、文化を持つようになった古い時代から社会の安定、その中で生活する人々の
 心の安定、幸福は 人類の希求することだった。
 様々の形の社会システムを考え出しながら、人口増加によるストレスを解消しようと
 努力してきたが、その社会システムがここに来て 破綻し始めているように思える。
 宗教、教育、科学、共同体、社会思想(自由主義、民主主義、共産主義など)に
 支えられた国家システム、様々の知恵を生み出しながらもどうにか人類は、
 生き延びてきたのである。

 しかし、それがここにきて そうした人類の知恵が上手く作用しなくなっているようだ。
 人類の目的は 人類の幸福ということ出るにもかかわらず、富や権力は一部の人間に
 集中し、多くの世界の人々は 身勝手な金の亡者に奉仕する形になっている。

 生活に追われる人々は ストレスを溜め、ちょっとしたことで攻撃的な行動に出てしまう。
 親子の愛情は薄れ、子殺し、親殺し、動機のはっきりしない衝動的な殺人は増える
 ばかりである。
 人と人とのつながりも希薄なものになり、どこに危険が潜んでいるかわからない。
 社会が病んでいるのである。
 
 1980年から始まるバブル、バブル崩壊、新たなバブルを避けるために効率、
 合理性ばかりを追いかけ、人々の心の安定、幸福をないがしろにしてきたつけが、
 やってきている。
 お金や富を得るための悪知恵は働いても、人の心の安定、生活の満足、幸福のために
 必要な知恵は働かなくなっている。
 不器用な人間には 生きにくい社会に変わっていることには 誰も眼を向けようとは
 しない。
 寛容、受容性を持つ社会が失われているのである。
 そういう社会に対する反逆の予兆のように思われてならない。
 世の中が変わっていかない限り、これからもこのような事件は 減ることはないだろう。


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徒然なるままに | 15:49:16 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
豚を、東京の通勤電車と同じ環境においたら、ストレスで死んでしまうという話を聴いたことがあります。
人は、動物の中では一番適応力が強いのでしょう。しかし、当然のことながら、どこかで限界はやってきます。
2008-11-27 木 08:36:56 | URL | 西森憲司 [編集]
普通の動物なら おかしくなってしまう状況を 様々の社会装置を
使って、適応してきたのでしょうが、ここに来て、それらの装置(知恵)の
働きが 力を失ってきているのだろうと思います。

その上、食糧問題、環境問題が加わり、人々を不安にしています。
その解決も簡単なことではありません。

宗教も社会思想も 人間に夢を与えてくれなくなりました。

共同体の基本である家族も安らぎの源泉ではなくなっています。
真剣に考えないと、行き着くところまでいってしまうでしょう。

人間以外の動物にとっては、人間がいなくなれば、幸福になるかも
しれませんが。
2008-11-27 木 09:43:12 | URL | ひかるの [編集]
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