■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
東京 『辻まこと』のこと‐2 『山で一泊』
東京 『辻まこと』のこと‐2 『山で一泊』

 辻まことの本を読んでいると 奥鬼怒温泉郷 手白沢温泉の話がよく出てくる。
 奥鬼怒は彼の愛すべき自然の中の生活の舞台だったようだ。
 彼は山登りの場として、自然を見ていたのではなく、自然と一体化することで
 心と身体の健康を取り戻していたようだ。

 山の人 サンカにも関心を深め、山の人から 逆にサンカと思われるほど、
 山の生活に親しんでいたようだ。
 山の人 サンカが 自由な生活を求める放浪の民であったら、辻まことも自由人であり、
 放浪の民であった。

 辻まことの山の生活について書かれた画文集を読んでいると、そんな自由な放浪の
 精神が 散りばめられており、自然に向ける視点、社会に向ける視点の確かさからくる
 批評の精神には 惹きつけられてしまったのもしばしばのことだった。

 彼が最も愛した奥鬼怒の自然に触れたくて、日光湯ノ湖から奥鬼怒温泉郷まで
 歩いたことがある。
 それは 30年前の秋のことだった。
 湯ノ湖を囲む山々の紅葉が素晴らしかったことは記憶にあるが、
 奥鬼怒に至るまでの記憶がすっかり抜け落ちてしまっている。

 辻まことが定宿にしていたという手白沢温泉にも行ったが、
 こぎれいな山小屋風に変わっており、露天風呂だけが昔ながらの姿を残していた。

 真冬に 雪道をひたすら登り、鬼怒沼にも行ってみた。
 登り詰めるとそこには 雪に覆われた平原が広がっていた。
 夏には山の花に彩られる湿原も すっかり雪に覆われ、
 白い平原を吹き渡る風に震え上がってしまった。
 ナップサックに入れて運んできたストーブで寒さに耐えながら コーヒーを沸かし、
 大急ぎで下山したこともあった。

 私の奥鬼怒の体験は 単なる旅行者のものであったが、辻まことにとっては、
 生活の場であったし、猟師としての能力を発揮する場所でもあった。

 奥鬼怒周辺の彼の生活体験をもとに 書きまとめたものの一つが 
 『山で一泊』という画文集である。
 30年近く前に 2800円という定価は高いものであったが、
 充分に辻まことの世界を楽しませてくれた。

 この本を読んでもわかるように 辻まことが ただの旅人でないことがわかる。
 山の風景に溶け込むほどに、山の自然、生活、そこに生きる人々との
 生き生きした交流を読み取ることが出来る。
 彼の持っていた自由な放浪の精神は、容易に山の人たちの生活に溶け込み、
 山の人たちからも仲間として受け入れていったようである。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ


徒然なるままに | 11:06:41 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。