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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ スラムから集落へ‐2
カトマンズ スラムから集落へ‐2 1

カトマンズ スラムから集落へ‐2 2

カトマンズ スラムから集落へ‐2 3

カトマンズ スラムから集落へ‐2 4

カトマンズ スラムから集落へ‐2 5

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カトマンズ スラムから集落へ‐2 7

カトマンズ スラムから集落へ‐2 8

 カトマンズのバグマティ川に沿って、いくつかのスクンバシと呼ばれる密集した
 スラムがある。
 ここ1年半の間で出来たスラムは カトマンズとパタンに架かるバグマティ橋の袂に
 拡がるスラムとバルクーと呼ばれる地域のバグマティ側沿いに広がるスラムだ。

 何年か前に出来て 建物もいつの間にかレンガ造りや木造の建物に変わり、
 集落らしい体裁を整えているものもある。

 どれも国の土地である河川敷に違法に住み着いたものであることには変わりない。

 これらのいくつかのスラムやスラムから形を変えた集落を見ながら、
 複雑な思いに駆られることもある。

 カトマンズから遠く離れた山の人たちが 村を逃げるようにして カトマンズに
 やって来ても 高い間借り住まいでしか住居を得ることしか出来ない。
 それに耐えられなくなった人々が、こうしたバグマティ川の河川敷にバラックを
 建て住み始める。
 間借り住まいであれば、6畳1部屋の家賃が千ルピーから2千ルピーほどかかる。
 スラムにバラックを建てて住めば、その分 節約できる。
 ビニール張りのバラックを建てる費用は 5千ルピーもかからない。
 人目さえ気にしなければ、安上がりであることも確かである。

 水も電気もない生活であるが、彼らにとっては、村での生活とは変わりはない。
 電気はなく、水といえば何キロも歩いて水場まで通うという生活は 山の中の村では
 当たり前のことである。
 スラムに住んでいても 近くの共同水場へ行けば、水は手に入る。
 スラムに住む人々にとっては、山の村に住むことも、不便なスラムに住むことも 
 さほど変わりないことである。

 又、インド人やネパール人のカーストの低い人間は 水場を一緒に使うと水が穢れると
 いうことから、部屋を貸さない大家もいる。

 生活苦からスラムに住み始める人もいれば、そうでない人もいる。
 カトマンズ盆地の中の土地は この人口増加の中でうなぎ上りである。
 不動産投資は お金儲けの手っ取り早い手段になっている。
 カトマンズの外からやって来た人間が 土地と建物を手に入れることは至難の技で
 手に入れることが出来る人間といえば、違法なビジネスでお金を稼いだ人間か、
 賄賂、不正によって蓄財を果たした政治家ぐらいのものだろうと言われている。

 村からカトマンズに出てきたお金も土地も持たない人にとっては、河川敷のスラムに
 住み着くことは、土地を手に入れる唯一のチャンスでもある。
 そんなふうにして土地を手に入れ、バラックの家からレンガ造りの家と建て替えた
 人間も多くいるのだ。
 それが今では スラムから集落へと変貌している。
 いつ何時、政府から追い立てを食らうかもしれないという不安に駆られながらも
 もしかしたらという思いを描いているのである。

 ちょっと頭の働く人間は カトマンズに家を持っていても、ここに住み着き、
 土地をうまく手に入れようとする人間もいる。
 早々とレンガ造り、セメントブロック造りの家を建てる人間も出てきている。
 どこかに早い者勝ちという姿もないではない。

 バグマティ橋の袂のスラムもバルクーのスラムも 制憲議会選挙のどさくさの最中に
 形成されていった。
 貧しいものの味方、マオイストが政権を取れば、ひどいこともしないだろうという
 期待からだ。
 その予測が当たるのか、当たらないのかはわからない。
 今のところ、不安定な政権の中にいるマオイストは 静観を決め込んでいるようだ。

 二つのスラムのうち、バグマティ橋の袂のスラムは 学校を作り、住民組織を作り、
 既成事実を積み重ねている。
 バルクーにあるスラムでは いつでも追いたてを食らっての困らないように、1年前と
 同じ姿のままである。
 追い立てのときの被害を最低限食い止めるためである。

 お金のある人間は 1千万ルピー(千5百万円)の建売住宅を買い、
 貧しいものたちは洪水の危険はあっても、河川敷に住み着こうとする。
 カトマンズでは 凄い勢いで貧富の差が拡がっている。
 目を覆いたくなるようなカトマンズの現実である。



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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 10:44:26 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
ひかるのさん

アジアの現実は厳しいですね。昔、南米へ行ったときもスラムが山の斜面にえんえんと続いているのを見て、胸つぶれる思いをしました。

どうしてこうなるのかなかなか難しい問題ですね。

現実を伝える記事として大変貴重な記事と思いました。
敬具、藤山杜人
2008-10-16 木 12:56:26 | URL | 藤山杜人 [編集]
藤山様

ネパールの場合は 一つには急激な人口増加が原因です。
山間部のわずかばかりの農地にしがみつくように暮らしていた農民たちが、家族数が増えるに従がって、自給自足もままならず、カトマンズに
仕事を探して出てくることになります。

抗生物質など医療の恩恵を受けて、5人の子供たちの大半が生き残るようになる、昔は5人子供を産んでも生き残るのはせいぜい2,3人でした。
昔ながらの習慣で たくさん子供を産んでしまうことになります。

海外への出稼ぎという道もありますが、数に限りがあります。
ある程度、まとまったお金も必要ですから、そのお金すら用意できない人たちは、カトマンズへ、インドが近ければ、インドへということになります。

解決の道にはまだまだ程遠いカトマンズのスラムの現実です。

                          ひかるの
2008-10-16 木 13:37:18 | URL | ひかるの [編集]
ひかるのさん、

今晩は、
お元気ですか。まだバンコックにお慣れでないようですね。

また、済みませんが、カトマンズのことを小生のブログへ引用させて
貰いました。
ご笑覧頂ければ嬉しく思います。
おやすみなさい、、
藤山杜人
2008-10-21 火 20:27:16 | URL | 藤山杜人 [編集]
藤山様

カトマンズからバンコクにやってくると、
人間の生活の仕方、姿、表情があまりに違いすぎて
戸惑いを隠せません。

バンコクの街が あまりに整備されてしまうと
面白みがなくなってしまったと感じてしまいます。
年々その思いが強くなります。

                                ひかるの
2008-10-21 火 23:50:32 | URL | ひかるの [編集]
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