■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
アジアの街角 1枚の写真から‐44 おしゃれ
アジアの街角 1枚の写真から‐44 おしゃれ

 バンコクのチャオプラヤ川の川向こうには、20年の間、時間が止まっていたのでは
 と思われるような美容室がある。
 バンコクでもサイアム・スクウェアーあたりにある日本と同じような洒落た美容室とは
 似ても似つかない。
 エアーコンディションもなく、天井に取り付けられた扇風機が回っているだけだ。

 20年以上のバンコクでは若い女の子たちの着ているものといえば、
 大き目のTシャツとジーンズというのがほとんどだった。
 今のように肌を露出させることもなかった。
 男だって、今のようにネクタイに背広という姿でもなかった。
 水浴びのあとには、サルメチール入りの白い粉を顔に塗りつけている女の子も
 よく見かけた。
 まだTシャツにタイ風巻きスカートを身に着けた女の子も多かった。
 ファッションとはまだまだ程遠い世界だった。
 田舎から出稼ぎに出てきた女の子、スラムに住む女の子が安心して利用した美容室は
 トンブリ地区にあるような美容室であり、おしゃれのためというより、
 髪を切ってもらうためのものだったのだろう。

 それがここ20年の月日の流れとともに変わってしまった。
 テレビ番組といえば、中流階級上を舞台にしたドラマ、音楽番組もアメリカ・
 ヨーロッパ風のファッションを身に着けたシンガーが視聴者を刺激している。
 同じファッションを身に着けたい、同じ生活をしたい、女の子たちはそれを
 夢見るようになる。
 昔は 身体を売ることは、生活のためだった。
 それが今では、遊びのためのお金がほしいというだけで、
 身体を売るようになっている。
 日本と同じだ。
 中学生、高校生がディスコや風俗店に行って、身体を売る。
 そのあまりのひどさに タイ政府は、お酒を出す店では、身分証明書の提示を
 義務付けたぐらいだ。
 タイの経済成長が何をもたらしたのか、日本の経済成長が何をもたらしたのか、
 人間の幸福とは何か、そんなことが問われることなく、ただ闇雲に突き進んできた
 結果だ。

 そんな世界と無縁の美容室、古めかしい設備に 木造の飾りのない店、何一つ
 奇をてらうものは置かれていない。
 人間のおしゃれなどこの程度で充分でないかと思えてくる。
 見苦しくないように身を整える。
 アジアのおしゃれの基本はそこにあったような気がする。
 アメリカ化、ヨーロッパ化されればされるほど、アジアの心は失われ、
 アジアの人々の美しさ、清楚さは失われていく。
 そして、伝統・文化も失われ、自分を見失ってしまう。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ




アジアの街角 1枚の写真から | 00:14:23 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。