FC2ブログ
 
■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
カトマンズ ネワール族の初七日
カトマンズ ネワール族の初七日 1

カトマンズ ネワール族の初七日 2

カトマンズ ネワール族の初七日 3

カトマンズ ネワール族の初七日 4

カトマンズ ネワール族の初七日 5

カトマンズ ネワール族の初七日 6

カトマンズ ネワール族の初七日 7

カトマンズ ネワール族の初七日 8

 秋晴れのダサインの祭りの中、バグマティ川にかかる黒い鉄製の吊橋のすぐそばの
 川辺のシバ寺院を歩き回ってみた。
 
 シバ寺院のすぐ近くの沐浴場の上の四角い石造りの休憩所で、4,5人の女たちが 
 何やら料理を作っている。
 カトマンズの寺院の近くでは よく見かける風景で礼拝のようでもある。
 しかし、礼拝のための僧侶はいない。

 近づいて行き、訳を訊くと 7日前に亡くなった母親のための供養を行っていると言う。
 彼らは ネワール族の中のカーランジットというカーストに属する。
 元々は 糸を染めることを仕事にしていたようだが、マッラ王朝時代には、王の占い、
 礼拝にも係わるようになり、マハブラーマンとも呼ばれるようになったカーストの
 人たちだ。

 このネワール族のカーストの人々は 母親が亡くなってから7日目に母親のための
 供養を行う。
 そこで母親の好きだった食べ物を用意し、亡き母親にご馳走するのである。
 子供のうち、結婚した娘たちが集まり、その中でも一番下の娘が 中心になって行う。
 彼女たちは5人の姉妹であるが、末っ子は結婚していないために参加できない。

 父親が亡くなった時にも同じ供養をするが、そのときには結婚している一番上の娘が
 中心になって行う。

 父親が亡くなれば、一年間 ダヒと呼ばれるヨーグルトを食べることはできないし、
 母親がなくなれば、一年間牛乳を飲むことはできない。
 ネパールのミルクティは一年間お預けである。

 今回の母親の供養の中心が 年の若い娘のため、供養の儀式の流れがわからず、
 一番年上の娘の指示に従って、行っている。
 一番年上の娘は父親が亡くなったときに同じ体験をしているから、要領はわかる。
 そのときには 親戚の年長者の女性が 手順を教えてくれたと言うことだ。
 下の娘は その間、口を利いてはならないし、他のものはその娘に触ってはならない。
 下の娘が 巫女の役割を担い、母親を呼び寄せる役目なのだろうか。

 私がネワール族の文化に興味があるというと、最後まで見ていけと言う。
 昔は 64ロプニの農地があったが、50年前のマヘンドラ王の時代に半分の農地を
 取り上げられてしまったこと、マハブラーマンとも呼ばれ、ネワール族の中でも
 高いカーストであること、母親は82歳でなくなり、亡くなる1週間前までは、
 元気で強健だったことなどを話してくれる。

 母親への供養ための料理が整うと、今度はすぐ近くにある丸い石造りの休憩所へと
 料理を運び、一番下の娘が きれいに並べて、亡き母親のための供養は終了する。

 すべての料理を並べ終えれば、したの娘も普通の娘に戻り、口を利くことも触ることも
 許される。
 その途端に そこに集まっていた四人の娘たちは 号泣し始める。
 それも儀式の流れに組み込まれているようだ。

 供養のための食べ物は、近くの犬たちにも与えられ、
 母親のために用意した食べものや衣類は 少額のお金とともに 
 呼ばれたカーストの低いものたちに与えられる。
 この日は 三人の低カーストの人たちが呼ばれていた。

 供養が済んだあと、家に帰るまで後ろを振り向いてはならない。
 名残惜しさを示すと、なくなった母親が再び、家に戻ってきてしまうからだ。
 母親は浄土に行けず、天と地の間を彷徨うことになる。

 彼女たちにお礼を言い、号泣する彼女たちを後に残し、家路へと向かった。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ



カトマンズ ネワールの街と文化 | 10:09:50 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する