■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
アジアの街角 1枚の写真から‐38 路上の野菜売りのおばさん
アジアの街角 1枚の写真から‐38 路上の野菜売り

 カトマンズの街では、一歩 家の外を出ると、街の中で生活している人々の
 生きる息吹のようなものを感じることが出来る。
 通りが、小さな広場が、カトマンズの人々の生活の舞台である。
 路上の物売り、何をするでもなく所在無く座り込んでいる人、
 暇つぶしのおしゃべりに夢中の人、道端で賭け事にふける人、
 通りの人々のそんな姿を見ているだけでも、飽きることはない。

 東京に帰ってきて、通りを歩いていても、人間の生きている息遣いを感じることが
 出来ないのは、どういうことだろう。
 用もないのに、声をかけることなど、考えられないことだし、声などかけようものなら
 不信がられるのは当たり前だし、通りは、歩き、移動する以上の場所ではない。

 カトマンズやバンコクなら、いつも歩く通りなら、いつの間にか、馴染みの人間も出来、
 声をかけたり、眼を合わせたりするようになるものだ。
 そして、街や通りが馴染んできて、自分の身体の一部になっていく。
 ずっと、東京に住み続けている人間にとっては、通りは移動の場所だと思うのは
 当然なのだろうが、東京より、カトマンズ、バンコクの生活の方が長くなった
 自分にとっては、あまりに素っ気なく、かかわりの持てない街のように思えてしまう。

 カトマンズのどこを歩いていても、人間が生地のまま生きている姿を見かける。
 出会った人々に声をかけるということもおかしなことではないし、一緒に座り込んで
 話を始めることも自然に行える。
 人間に対して関心を持つ、同じ街に生きているという共感が どこか感じられる。
 人間が生きている街の姿がそこにはある。

 カトマンズのハヌマンドカの旧王宮広場の近くの坂道で 一山10ルピーの野菜を
 並べて、ささやかな商いに精を出すおばさん、話しかければ、気楽に話もはずんでくる。
 みんな、生活は楽ではないにしても、人間としての余裕が感じられる。
 私とおばさんが話をしていれば、近くで同じように野菜を売っている人たちも
 関心を持ち、耳を傾け、時には会話に加わる。

 そんな人との関わりを25年近く続けていると、日本の方が、私にとっては
 異文化のように思えてくる。
 使う言葉も 時間的にみれば、日本語を使うより、タイ語やネパール語を使う
 時間の方がはるかに多くなっている。
 25年間の中で大きく変わってしまった日本人と話す方が、余程 神経を使う。
 私が25年前に持っていた日本人のイメージとは あまりにかけ離れてしまっている
 からだ。
 カトマンズやバンコクなら、人々の行動もある程度、予測も出来るが、
 今の東京で、日本人の行動の予測は出来ない。
 ネパール人やタイ人、インド人が日本にやってきて、
 どんな気持ちで生活しているのか、気にかかる。
 彼らの日本に対する憧れは、一体どういうものなのだろう。
 私にとっては、カトマンズやバンコクにいるほうが、人間を近くに感じることが出来る。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ



アジアの街角 1枚の写真から | 00:13:30 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
ひかるの さん

この記事を読んで、人間らしい生活が日本には無くなったことが良く分かりました。善悪でなく欧米化が進むとこのようになるのでしょうか?

この記事のあとの記事には道端での小売り人の写真を沢山見ましたが、皆が明るく、楽しそうにしているので此方まで幸福感につつまれます。
有難うございます。
草々、藤山杜人
2008-10-10 金 12:42:15 | URL | 藤山杜人 [編集]
藤山様

無理して、欧米の表面的な部分だけを真似ようとしたことに問題が
あるのでしょうね。
欧米は、形とは別に、それを支えていく伝統も強固です。
日本も長い歴史の中で創り上げてきた伝統・文化・習慣は、
あるはずなのに、そのことが省みられず、欧米文化の表層だけ
身につけ、中身が伴っていないことに問題があるようです。

経済的な基盤があるから、形だけは整えることが出来ることも
問題ですね。

ネパールは欧米のまねをしようにも それが出来るのは金持ちだけで
大半の人間は 経済的余裕がないから、昔ながらの生活の形が残っていく。
そんなことも関係しているように思います。
むずかしい問題ですね。
日本の場合は 根っこが深いですね。

                                ひかるの
2008-10-10 金 23:32:44 | URL | ひかるの [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。