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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

もう 心は 半分以上、
日本人ではなくなっているようです。

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カトマンズ 帰り道‐1 キチャポカリ
カトマンズ 帰り道‐1 キチャポカリ 1

カトマンズ 帰り道‐1 キチャポカリ 2

カトマンズ 帰り道‐1 キチャポカリ 3

カトマンズ 帰り道‐1 キチャポカリ 4

 夕方6時台から3時間の計画停電が 週3日あるので、
 そんなときには 家を遅めに出て、夜8時過ぎに家に着くようにしている。
 停電の暗闇の中の部屋での3時間はやることもなく、あまりにその3時間が
 長く感じられるからだ。

 カトマンズの中心部から家に向かうコースは いつも同じコースである。
 夜になると 安全面でも問題があるので 出来るだけ人通りのある道を選ぶことになる。

 カトマンズのメインストリート ニューロードからキチャポカリの市場方面へと
 歩き始める。
 キチャポカリの市場の通りに入る手前には 紅茶をいつも買うインド人のお茶屋さんが
 ある。
 インドのラジャスタンからやって来たマルワリ商人だ。
 肌の色の黒さをみると、とても北インドのインド人とは見えず、
 南インドのインド人のように見える。
 店じまい前の店の整理に忙しそうだったが、声をかけると 
 愛想のいい笑顔が返ってきた。

 ネパールのどこの店でも売られている紅茶は 大体同じようなものだが、
 カトマンズ市民相手の商いの店だから、良心的な値段で売られている。
 旅行者の集まるタメル地区の店であれば、同じぐらいの質の紅茶が2倍近くで
 売られている。

 ネパール人もインド人も かなり特殊な上層階級以外は 紅茶の味は知らない。
 カトマンズ市民たちの買う紅茶といえば、葉の形をした紅茶ではなく、
 ごろごろと丸いアッサムティであり、甘いミルクティやレモンティなら抵抗なく
 美味しく飲めるが、香りはほとんどなく、紅茶の色もすぐに出る。
 だから、二番茶は ちょっと頂けない。

 このラジャスタンからやって来たインドのマルワリ商人も 
 紅茶の味は良くわからないようだ。
 家では いつも飲み慣れているアッサムティを飲んでいるに違いない。
 だから、店主の薦めには耳を貸さず、店にあるネパールのイラムティ、
 安めのインドのダージリンティを百グラムずつ買っては味見をしているが、
 ネパールの紅茶はこんなものと期待せずに飲んでいる。

 この店を過ぎ、通りを左に曲がると、キチャポカリの市場へと入って行く。
 野菜の露店は アッサン・バザールが主流で、ここは もともと 肉・魚市場が
 中心の市場で、野菜を売っていた広場に 衣料品のショッピングセンターが出来たため、
 野菜の露店は少なくなってしまった。
 肉類であれば、去勢山羊肉、鶏肉、豚肉、水牛肉、養産の猪肉と 
 牛肉以外であれば 手に入る。
 牛肉は コルカタから輸入されたものが スーパーマーケットで手に入る。

 肉類を商う人たちの大半は ネワール族ではサイ・カースト、ヒンズーカーストの
 カサイ・カーストの人たちの仕事であるが、近頃ではお金になるとわかると、
 別のカーストの人たちも商うようになっている。
 昔は 肉類を扱うカーストの人たちは 低カーストの人たちの仕事と決まっており、
 上位カーストの人たちは 決して手を出そうとはしなかったのである。
 背に腹は変えられない世知辛いカトマンズになってきているのである。

 魚を扱うのは コルカタからやってきているイスラム教徒たちである。
 大半は川や池で採れる淡水魚であるが、海の魚は コルカタから冷凍輸入されている。
 売れ残ったものは 冷蔵庫に入れて翌日、翌々日も売られているようであるから
 鮮度についての保証はない。
 インド人やネパール人の好みであるかもしれないが、骨の多い淡水魚が大半で
 私の好みの魚はない。
 タイで売られているテラピア(プラー・ニン)、雷魚(プラー・チョン)などを
 養殖して売れば、結構売れるのではと思うが、ネパール人やインド人は 
 日本人や中国人、タイ人のように 魚の味には関心はないようだ。
 カレー味にしてしまうから、魚本来の味はどうでもいいのかもしれない。

 野菜、果物、肉・魚の店を眺めながら、ビンセン・タワーという名の高い塔のある
 スンダーラへと向かう。


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カトマンズ 街の風景 | 14:02:14 | Trackback(0) | Comments(0)
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