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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ インドラ・ザットラ 前夜祭
カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 1

カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 2

カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 3

カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 4

カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 5

カトマンズ インドラ・ザットラ前夜祭 6

 夕方6時半を過ぎると カトマンズの街には夕闇が 街中を覆い始める。
 街には灯り、その薄明かりの中を 自転車を走らせる。
 インドラ・チョークに近づくにつれて、人ごみが 増してくる。
 インドラ・チョークの狭い広場は 人だかりになっており、
 人々は アッカス・バイラブ寺院の前に置かれたアッカス・バイラブの神様に
 祈りを捧げている。
 色とりどりの花で 華やかに飾りつけられているアッカス・バイラブの神様だ。
 ここに人が集まることは わかっているのに自動車が入り込んできて、
 混乱状態に近い。
 少し先のビッシャル・バザールに自転車を置き、
 再びインドラ・チョークに帰ってくる。

 インドラの神様は 天候を司る神様だ。
 昔からカトマンズ盆地では 農耕民族であったネワール族にとって大切な神様だった。
 あるときインドラの母親が カトマンズ盆地の中にだけ咲く特別の花がほしくなった。
 インドラは母親のために その花を手に入れるために 自らを人間の姿に変え、
 カトマンズの街にやってきた。
 人間に姿を変えたインドラが カトマンズに降り立ち、その花を見つけ、
 摘み取ろうとすると、禁断の花であるその花を摘み取ろうとした罰で
 牢屋に入れられてしまう。

 天にいるインドラの母親はいつまで経っても帰ってこないインドラのことが心配になり、
 神様の一人 バイラブをカトマンズに送り、インドラの行方を捜させる。
 そして、インドラが牢屋に放り込まれていることを知ると、怒り狂い、あらゆる災難を
 カトマンズの民に与える。
 困り果てたカトマンズの民が バイラブにその理由を訊くと、インドラを牢屋に
 閉じ込めていることを伝えられる。
 驚いたカトマンズの民は インドラを牢屋から出し、インドラとバイラブに許しを請い、
 これからは、インドラとバイラブへの償いと平安への感謝の気持ちをこめて、
 お祭りを催すことを約束して、許してもらう。
 そのことから始まったのがインドラ・ザットラである。

 今から240年以上前のことだ。
 カトマンズ盆地の中のネワールの王国 カトマンズでは 毎年のようにインドラ・
 ザットラが開催されていた。
 人々は 飲めや歌えの大騒ぎ、そんな時にゴルカからカトマンズに攻め入った
 プリティビ・ナラヤン・サハの軍勢は瞬く間に カトマンズを征服してしまうのである。
 そのとき、カトマンズ盆地の王国は カトマンズ、パタン、バクタプールと
 三つの王国に分かれ、すっかり、力を失っていたのである。

 そんなことを思いながら、インドラ・チョークのインドラ・ザットラの様子を眺める。
 怖い顔つきのバイラブの神様も インドラ・ザットラの間は 花々で覆われて、
 嬉しそうである。
 このインドラ・チョークには 二体のバイラブの像が置かれている。
 燈明もたかれ、ゆらゆらと その灯りが揺れている。
 そのすぐそばには 舞台が作られ、その上では、中年過ぎの男女が 
 インドラ・ザットラを祝う歌を歌っている。
 楽器を弾いているのは男たち、歌うのは女たちの役割のようだ。

 インドラ・チョークからカトマンズのネワール族の古い王宮のあるハヌマンドカに
 向かう。
 その王宮前には 多くの人々が集まり、ラケという魔物に扮した男の踊りに
 見入っている。
 人だかりでそのラケの姿は 見ることは出来ない。
 何百年にも渡って、ネワール族の人々は この場所に集まり、インドラ・ザットラの
 祭りの始まりを祝ったのだ。

 すぐ近くには 二つのバイラブの像がある。
 1つの像の口から、管が出ている。
 祭りの間、その管からジャールというどぶろくが 流れ出て、人々に振舞われる。

 そこからバソンタプールの広場に行くと、次の日から使われる生き神様のクマリーを
 乗せる3台の乗り物が暗闇の中に置かれている。

 小雨が降り始めた。
 もう午後8時、自転車に乗り、再びタメルに行き、
 カトマンズで一番美味しいタカリキッチンでネパール定食ダル・バート・タルカリを
 食べて家路へ向かった。


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カトマンズ 街の風景 | 14:35:39 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
ひかる さん、

お祭りを、小生も紙上参加したような気分になりました。

とても良い記事ですね。
何か考えさせられます。この人々の生き方は。

有難う御座いました。
草々、藤山杜人
2008-09-26 金 17:52:37 | URL | 藤山杜人 [編集]
藤山様

カトマンズは 祭りの宝庫です。
カトマンズの先住民族のネワール族は 無類の祭り好き、酒好きです。
カトマンズのインドラ・ザットラ、パタンのラトー・マチェンドラナート、
バクタプールのビスケット・ザットラは カトマンズ盆地の中の
三大祭りです。

その中でもこの祭りは いわく付の祭りで今そのことで
カトマンズはもめています。

その報告は後日のお楽しみです。

                   ひかるの
2008-09-26 金 19:02:19 | URL | ひかるの [編集]
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