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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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アジアの街角 1枚の写真から‐16 家族
アジアの街角 1枚の写真から‐16 家族

 ネパールやタイを見ていると、人々の中にまだまだ祖先とか、
 一族とかという意識が 残っている社会であることに気づく。
 年寄りたちが 楽しげに孫たちの世話をしている姿もよく見かける。

 日本では、どこから来たのか知らないけれど、ニューライフ、モダンライフと称して、
 都市では、親と一緒に住まないのが一般的になってしまった。
 それが、子供の自由を尊重することであり、お互いの生活を大事にすることだと
 思っているようだ。

 しかし、本音はどうだろう。若者たちは親から解放されて、自由な自分たちの生活を
 楽しむことは出来るのは確かである。
 そうは言っていても、いつかは親の年齢に近づき、
 年を取っていくことを避けることは出来ない。
 そして、定年退職して自由な時間が持てるようになると、
 その時間を持て余し、さて、何をしようかと悩むことになる。

 ところが、ネパールやタイを見ていると、年を取れば、孫の面倒を見たりして、
 身体の動く範囲内で、家族のために尽くそうとするし、家族のために役立とうとする。
 ネパールやタイの中国人社会では、家族・一族は、最小の共同体だ。
 不安定な社会の中にあって、互いに助け合い、外的から身を護る大切な共同体である。
 これを古臭い共同体といってしまえば、おしまいだが、このシステムは、人間が
 安全で互いに助け合う人間の考え出した社会システムとして考える必要はないだろうか。
 確かにこうした共同体は互いの自由を制限しあうものかもしれない。
 面倒な行事に振り回されることも多い。
 しかし、個人としては弱い人間が、一族としてまとまることで、
 互いの生活を保障したりする生涯保険を手に入れることにもなる。

 こうした共同体を古臭いものとして、捨て続けてきた戦後の日本であるが、
 その結果生まれたものは何だろう。
 老人問題、ホームレス、環境問題と数え上げれば、きりがないくらいだ。
 誰のために何を護るか、これが、親子という狭い世代の家族構成のために、
 短絡的で、その場限りのものになってしまっている。
 一族の存続という長い歴史的な始点から 家族を見ることも、社会を見ることも
 出来なくなってしまっている。
 世代から世代への伝承は途切れ、新世代と旧世代の共通の話題も失われ、
 皆、ばらばらになってしまっているというのが現状だ。
 こんな世相ほど、施政者にとっては、都合のいいことだろう。
 まとまりを欠いた社会ほど御しやすい社会はないだろう。

 都市と田舎を切り離し、世代間の交流を失わせ、弱者を切り捨てていく。
 護るべきものを失えば、人々は社会に対して無関心になっていく。
 子供のため、孫のため、未来の家族のためという心が、失われてしまえば、
 環境問題、老人問題、教育問題も、ひとごとになってしまう。


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アジアの街角 1枚の写真から | 02:46:47 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
今日は。
確かに、タイ人の家族を見ていたら、みんな仲がいいし、お互いを大事
にしていますね。腹違いでも、種違いでも、兄弟は兄弟で分け隔てなく
付き合ってますね。日本だったら、継母だ、前のお母さんの子供、前の
お父さんの子供とか言って変な差別をしますけど、タイではそんなこと
関係無しで、それぞれがほんとに家族の一員として認め合っています。
都会でも田舎でも同じこれは同じですね。
家族の中でも見ていたら、年長者を大事にしていますしね。結婚式にも
出たこともありますが、親類の付き合いも日本以上に濃いみたいですね。
今じゃ、日本は冠婚葬祭だけの付き合いになってしまいましたけどもね。
2008-09-18 木 10:40:59 | URL | machan [編集]
タイでも田舎では 若者が出稼ぎにバンコクやアラブへ出かけ、
村に取り残される年寄りが多くなっているようです。
バンコクでも 中国系のタイ人は 昔ながらの家族制度を
維持していますが、所謂 タイ人は 村に仕送りも大変なようです。

ネパールもそうした傾向はありますが、まだまだ家族制度は
しっかりしており、家族の中で老人たちは のんびりと生活している姿を
よく見かけます。

昔の家族制度の伝統、生活習慣を失った日本は、どこに向かって
進んでいくのでしょうか。
2008-09-18 木 13:24:19 | URL | ひかるの [編集]
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