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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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ブータンの布 パンケップ(15)
ブータンの布 パンケップ(14) 1
    幅 98cm x 長さ 230cm        19世紀後期から20世紀初頭

ブータンの布 パンケップ(14) 2

ブータンの布 パンケップ(14) 3

 ブータンの布 パンケップ、王や高僧の膝掛け、敷物として
 使われていたようだ。
 19世紀後期から20世紀初頭のものである。
 手紡ぎの木綿の白地の上に 縫取り紋織りの紋様は、
 ラック染めの赤の天然シルクの紡ぎ糸、黒の木綿糸で
 織り込まれている。

 ブータンの古い織物を見ていると、
 人間の心が大事にされていた時代だということがわかる。
 物やお金に左右されることなく信仰や自分の世界に
 没頭できる幸せな安定した社会、
 そんな生活がないと、生まれる織物の世界ではない。
 器用さとか技術を超えて、訴えるもの、人間の心に
 与えてくるものが多い。
 織物が心の表現になっている。
 普通の人が、織物の世界を通して、自分の心や願いをこめていくことで
 別の世界が生まれてくる。
 それは、織る人の予想を超えたものだろう。
 それが百年を経ても、人の目をひきつけるのである。


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ブータンの布 パンケップ | 02:11:32 | Trackback(0) | Comments(0)
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