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Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
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タイのイスラム教徒(4) タークシン王とソンクラーのイスラム教徒
タークシン王とソンクラーのイスラム教徒  1

タークシン王とソンクラーのイスラム教徒  2

タイのイスラム教徒(4) タークシン王とソンクラーのイスラム教徒  3

 トンブリ地区をバンコクヤーイ運河に沿って歩いていると、
 銅像を飾ってある寺院に出会った。
 中にいる人に訊くと トンブリ王朝を開いたタークシン王の銅像であると云う。

 タークシン王といえば、ビルマの侵略によって廃墟になっていたアユタヤをビルマから
 取り戻し、再びタイを統一し、トンブリ王朝を開いたタイの英雄の一人である。
 ビルマからアユタヤとトンブリを取り戻す際に 短期間で船団を整え、
 チャオプラヤ川を昇り、プラヤー・ターク(スィン)(後のタークシン王)に協力したのが、
 ソンクラーのイスラム教徒 ルアン・サックナーイウェーン(ムト)である。
 アユタヤ時代にはタイ南部のソンクラーにもペルシャ人が多く移住し、
 その中には、インドネシアのジャワ島中部のサレハの国主であった
 モゴールとその一族が ポルトガルの侵入により ソンクラーに逃れてきていた。
 彼らはシーア派ではなく、スンニ派であった。
 後にモゴール一族は力を蓄え、ソンクラー国主になる。
 ルアン・サックナーイウェーン(ムト)はその子孫である。

 1767年タークシン王が王都をアユタヤからバンコクのトンブリに王都を移し、
 トンブリ王朝を開祖した際には、その功績からタークシン王から
 海軍提督であるチャオプラヤー・ラーチャパンサン(ムト)に任じられ、
 更に、現在の首相にもあたる最高武官であるチャオプラヤー・スィーオンカラック(ムト)にも
 任命され、海軍提督の職はそのまま子孫に受け継がれ、
 商戦監督のプラヤー・ラーチャワンサンにも任命され、
 チャックリ王朝の時代に入ってからもその地位は受け継がれていった。

 トンブリ王朝の時代は ソンクラーのスンニ派イスラム教徒のペルシャ人が優遇され、
 アユタヤ王朝時代に活躍していたシーア派イスラム教徒の出番はなかったようだ。
 彼らが息を吹き返してくるのは、チャックリ王朝に入ってからである。

 そのソンクラーから200年前に移住してきた人々の集落が、
 バンコクヤーイ運河沿いにあり、
 200年近く前に作られたスンニ派のクディ・カーオ(マスジド・バーンルアン)が
 集落の中心部にある。由緒あるトンソン・マスジドの対岸にあるモスクだ。

 しかし、ソンクラーのスンニ派イスラム教徒が勢力を持ったのは、
 トンブリ王朝の時代、それも、15年という短い年月の間であったようであるが、
 ブンナーク家没落後には、再び表舞台に出てくるのである。
 しかし、ペルシャのイスラム教徒のその影響力は、時代とともに失われていく。
 モゴールの子孫たちも政府の中枢に入っていくために 仏教徒に改宗していくものも
 多く現れるようになっていった。
 タイのペルシャからのイスラム教徒は なかなかの適応主義者のようだ。
 貧しいイスラム教徒だけが、信仰を護っていくようである。

 タークシン王1代で終わってしまったトンブリ王朝ではあるが、
 このトンブリでバンコクヤーイ運河の岸辺近くにあるタークシン廟と
 ウォンウェンヤイにある銅像ぐらいしか タクシン王を偲ぶべきものはない。
 ビルマの侵略からタイを救った英雄にしては、あまりに扱いが低いようだ。

 歴史は勝者によって作られる。晩年 精神錯乱によって国を混乱させ、
 そのために後のラーマ1世によって処刑されたとあるが、真相はどうだったのか。
 武人として優れた力量を発揮したタークシン王も 
 宮廷内の権力闘争には勝てなかったか。
 アユタヤ王朝から続いてきた貴族たちに翻弄され、
 権力の座を奪われたというのが本当のところだろう。
 そこにはもう一つのペルシャ人勢力シェイク・アフマドの末裔の巻き返しの
 陰謀もあったに違いない。


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タイのイスラム教徒 | 01:19:47 | Trackback(0) | Comments(0)
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