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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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タイのイスラム教徒(3) 再びトンブリへ
タイのイスラム教徒(3) 再びトンブリへ  1

タイのイスラム教徒(3) 再びトンブリへ  2

タイのイスラム教徒(3) 再びトンブリへ  3

タイのイスラム教徒(3) 再びトンブリへ  4

 今日は、再び、トンブリ地区を再訪することにした。
 いつもと同じように国立競技場前のバス停から、47番のバスに乗って、
 ティアン船着場へと向かう。
 途中 旧王宮のワット・プラケオを見ると、ガラヤニ王女の葬儀に対する
 国民の記帳が行われているらしく、喪服姿の人が目立つ。
 王宮広場はそのためか、駐車場になっている。

 ワット・アルンに向かう船の船着場であるティアン船着場も、
 外国人旅行者もピークを過ぎたせいか、数も少なくなっている。
 船の運賃もことしになってから、3バーツから3.5バーツに値上がりしている。
 ガソリン値上げのためだ。これも仕方がない。

 いつものようにワット・アルンを横目に見ながら、イスラム教徒の住む地区へと向かう。
 バンコクヤーイ運河をはさんで 有名なトンスン・マスジドの反対側にある
 クディ・カーオ(マスジド・バーンルアン)とその墓地を見ておきたかったからだ。
 このマスジドも200年以上の歴史がある。
 その建物もタイ式のもので、タイの仏教寺院の形に似ている。
 墓地もごくありきたりのもので、
 トンソン・マスジットのように贅を尽くしたものではない。
 トンソン・マスジドが身分の高いイスラム教徒のものであるなら、
 バーンルアン・マスジドは庶民のイスラム教徒のものだ。
 イスラム教徒の世界にも はっきりとした身分制社会があるのだ。
 人間である以上、それは避けられないことだろう。
 あの有名なインドのタージマハールも 王妃のためにたてられたものだ。
 あの規模からすれば、それでもささやかな違いである。

 死んでまで墓石に差が出てしまうのは、人間の業の深さなのかもしれない。
 私などは、死んだあとは、川なり海にその灰と遺骨を流してもらえれば十分である。
 天国も地獄も信じないし、生まれ変わってより良い身分になることも期待してはいない。
 あるがままに生きて、あるがままに死ねばそれで十分である。
 あとは何も期待することはない。

 タイでは少数派であるイスラム教徒にとっては、マスジドは交流の場であり、
 互いのつながりを深めていく役割も果たしている。
 ここでは宗教はまだ生きていてその役割を果たしているのかもしれない。
 又、タイの仏教寺院のように派手派手しくなく、豪華でもなく
 ささやかであるところに余分なものをそぎ落とした信仰への誠実さを感じてしまう。


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タイのイスラム教徒 | 10:44:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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