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Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
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タイのイスラム教徒(2) シェイフ・アフマドと山田長政-その5
シェイフ・アフマドと山田長政-その5  1

シェイフ・アフマドと山田長政-その5  2

 山田長政がリゴットへ左遷され、その力を失い、暗殺されるまでの1年間、
 シェイフ・アフマドはどうしていたのであろうか。

 新たな権力者が プラチャオ・プラサートトーンであることが確実になるに従って、
 策略家でもあるイスラム商人シェイフ・アフマドは、
 策略家であるプラサートトーンとの関わりを深めていったに違いない。
 貿易の利権を我が物にするには、すべてが整いつつあった。
 山田長政左遷、暗殺にもシェイフ・アフマドの入れ知恵があったのかもしれない。
 彼には、イスラム教徒同士のつながりをソンクラー、パッタニにも持っていたはずだ。

 彼はアラビア人、ペルシャ人、マレー人、インド人などの貿易商を管理する大蔵省
 右外務部の地位、
 そして、中国、ベトナムを除く貿易商を管理する中外務の長でもあった。

 アユタヤでの貿易を独占したいシェイフ・アフマドの思惑と、
 日本人傭兵を一掃したいというプラサートトーンの思惑は
 一致し、協力体勢が生まれてくるのである。

 1629年 アユタヤ王プラサートトーンは、王位に就くと、
 アユタヤで最も大きな外国人移住区日本人町と
 チャオプリヤ川を上ってくる貿易船からの税を徴収していた日本人傭兵の
 影響力をそぐために、貿易を王室のみに許可する専制貿易に変えていった。
 王政の中枢に入り込んで、プラサートトーンとの協力体制を作り上げていた
 アフマドにとっては、この変化はなんら影響を与えるものではなかった。

 これからがアフマドの本領発揮なのだ。
 1630年 アユタヤ管理の不手際から、日本の貿易船がアユタヤから
 チャオプリヤ川を少し下ったワット・パナンチューンという仏教寺院の前に
 強制的に停泊させられてしまう。
 これには、アフマドの策略であったのではなかろうか。
 日本の貿易船は出航できず、大変な損害になることを日本人町の商人たちは
 心配し、中外務の長であるアフマドに抗議したが受け入れられなかった。
 これに逆上した日本人は兵を集め、王宮を占拠し、
 プラサートトーン王を人質にして立て篭もったが、
 アフマドの指示の元に、日頃から日本人の台頭に不満を持っていた華僑、アラビア人
 王の兵が集められ、義勇軍を結成して、日本人を王宮から追い出した。

 このプラサートトーンとアフマドの策略に乗せられた日本人、そして日本人町は、
 謀反の怖れありということで、徹底的に掃討され、
 日本人町も完全に焼き払われてしまうことになった。
 この結果にほくそ笑んでいたのは、アユタヤ王プラサートトーンとアフマドであった。
 アフマドはこの日本人傭兵を掃討し、日本人町を焼き払ったことで、位を上げ、
 プラサートトーン王とはますます親密になっていくのである。

 これを機にアユタヤ貿易はイスラム商人と華僑の手に移っていくのである。
 王宮の中で安定した地位を手に入れたシェイフ・アフマドは、
 一族の将来を 3人の息子のうちの一人チェーンに託し、
 1631年89歳の生涯を終えたのである。
 アユタヤの地に根を下ろすという執念はいかほどのものであったろうか。
 そのあくなき執念は、彼の子孫にも受け継がれていくのである。
 シェイフ・アフマドの戦いは、始まったばかりなのである。
 
 一方山田長政の子孫は、今は残っていない。


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タイのイスラム教徒 | 00:49:07 | Trackback(0) | Comments(0)
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