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Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
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タイのイスラム教徒(2) シェイフ・アフマドと山田長政-その3
シェイフ・アフマドと山田長政-その3 1

シェイフ・アフマドと山田長政-その3 2


 シェイフ・アフマドが、慎重にも慎重に熟慮して、王位継承の争いから距離を置き、
 静観を決めたのと反対に、長政は、亡きソンタム王の遺言を果たすために
 王位継承の争いの中に飛び込んでいく。
 そこに落とし穴があったのである。
 亡きソンタム王は、アユタヤ王朝における王位継承が、過去において
 如何に血に塗りこめられたものであり、王の子が王位を継ぐ保障などないことを
 知り尽くしていたのだ。
 王位を奪うためには、手段を選ばず、卑劣な策が弄され、慈悲もなく敵を処刑し、
 徹底的に敵を打ち倒す、それがアユタヤ王朝の歴史なのだ。
 亡きソンタム王も同じように腹違いの兄、アユタヤ20代王シ-サーオワパーク王を
 殺害し王位を手に入れたのである。
 それゆえに残される若い王子の行く末を案じ、長政に王子の行く末を託すのである。

 しかし、そこには一人の策略家がいた。その名は、オークヤー・シーウォラウォング、
 亡きソンタム王の従弟に当たる血筋の人間だ。
 シーウォラウォングは、亡き王ソンタムの遺言どおり、
 王子プラ・チェーターティラートを王位につけるための協力を長政に求めてくる。
 日本流の主君への忠義から長政は協力を受け入れることになる。
 シーウォラウォングは、大きな後ろ盾を得たことになる。

 他の貴族たちは王の弟である副王が王位につくものと考えていた。
 しかし 亡き王の遺言で、王位は15歳のプラ・チェーターティラートに継承させることを
 希望していたことを伝えると 反対勢力も認めざるを得なかった。

 新しい王が王位につくことを知った副王であるソンタム王の弟は、ペッブリーへ逃げ、
 出家してしまった。抹殺されることを恐れたのである。
 副王につながっていた貴族たちの掃討が始まった。
 副王を支持していた貴族たちはすべて逮捕され、残酷な方法で処刑、財産没収、
 見せしめのために、体を切り刻むという残酷さだった。
 シーウォラウォングの本質、その残虐性を現し始めたのである。

 それを見ていた王は、シーウォラウォングの性格に疑いを持ち始め、
 シーウォラウォングを排除しようとするが、策略家のシーウォラウォングは
 王宮内に自分の手の者をいれ、王の動きを探っていたのは当然のことだ。
 逆に若い王を討伐しようとするが、王はうまく逃げ出すことが出来た。
 しかし、それもつかの間のことで、王とその母親を見つけ出し、処刑してしまう。
 そして、再び若い王を支持していた貴族を残酷な方法で掃討していくのだった。

 次には僅か11歳の国王の弟を王位につけ、僅か36日で処刑し、自ら王位に座ることになった。
 シーウォラウォングの周りには、もう歯向かうものはいない。
 彼の周りにいるのは彼に忠誠を誓うものだけであった。
 ただ一人いたとすれば、山田長政だけであるが、
 プラチャオ・プラサートーンとして
 王位についた以上は、恐れることもなくなったのである。

 アユタヤの王位継承のあまりの残酷さに、長政は成す術もなかった。
 武力では秀でていた長政も、政治的な手腕はなかったようだ。
 日本人の傭兵部隊を使って 若い王を護り抜けば、
 長政にも別の人生が待っていただろう。

 しかし、不思議に思うのは、日本で言われているような英雄的な長政の姿は
 ここには ないのである。
 山田長政が果たして、アユタヤ王朝の中で力を持っていたのか、影響力があったのか、
 疑問が出てくる。どうもそうでなかったような気がしてくるのである。
 どうも、山田長政像は、後世、かなり粉飾されているようである。


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タイのイスラム教徒 | 01:13:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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