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Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズからバンコクへ 屋台文化考‐2 タブー
屋台文化考‐2 タブー 1

屋台文化考‐2 タブー 2

屋台文化考‐2 タブー 3

屋台文化考‐2 タブー 4

屋台文化考‐2 タブー 5

屋台文化考‐2 タブー 6

 カトマンズとバンコクの屋台文化を考えるとき、宗教の違いが、屋台文化の発展に
 影響を与えていることが良くわかる。

 バンコクの場合、90%近い人が 仏教徒であり、食べ物に対しては、あまり制限の
 ない国である。
 肉食も、豚肉、牛肉、鶏肉と大半の肉は、食べても差し支えない。
 ただ、タイにはイスラム教徒もいるので、彼らの居住地区であれば、豚肉はご法度だ。

 カトマンズの場合は、ヒンズー教徒と仏教徒が共存している街である。
 本来であれば、ヒンズー教徒は、豚肉、牛肉、水牛肉は食べない。
 豚は穢れたもの、水牛は悪魔の乗り物、牛は神様であり、神様の乗り物ということで
 食べない。
 インドのヒンズー教では、ブラーマンは 菜食主義者で肉を食べないが、
 ネパールのブラーマン、バウン族は、ヤギ肉、魚肉は食べるようである。
 しかし ウッパディアと呼ばれるヒンズー教の祭儀を行うバウン族は、菜食主義者の
 ようだ。

 ネワール族の場合は、ヒンズー教徒であっても、水牛肉は食べる。
 食べ物について言えば、肉食、菜食とは別に、カーストの穢れの問題がある。
 低いカーストの人間が調理したものは、高いカーストのものは食べない。
 この辺のことは、高カーストのバウン族、チェットリ族では、食に関しては、厳しい
 制限がある。
 家族内においても、台所でご飯を炊く、ダールという豆汁を作るのは母親の仕事で、
 結婚前の娘は調理することは許されない。
 おかずを調理することは許される。
 カトマンズに住んでいるネワール族においてもそれに近い制限がある。
 低いカーストの人間は、台所に入ることは許されないし、低いカーストの調理した
 ダール(豆汁)、ご飯は食べないというのが一般的である。
 ただ、チューラ(乾し飯、炊いたご飯を平たくつぶし、乾燥させたもの)とタルカリ
 (野菜カレー)などであれば近いカースト同士であれば、問題はなかったようだ。

 もし外で食べるということなら、それなりの料理する調理人のカーストのはっきりした店
 ということになる。
 屋台などという得体の知れない場所での飲食などとんでもないことになる。
 カーストの低いものとともに食事を取るということもありえない世界である。
 それが、20年以上前のカトマンズの世界であり、60歳を過ぎた年寄りたちの姿で
 ある。
 カトマンズから離れた村々では、仏教徒の住む村を除けば、今でも頑なに昔ながらの
 穢れの習慣は守られている。

 それがここ10年ですっかり様変わりをしたカトマンズである。
 バソンタプールの旧王宮広場あたりには、夕方になると、多くの屋台が並び始める。
 モモ(蒸し餃子)、ハンバーガー、各種ソーセージ(鶏、豚、水牛肉)のフライが売られ、
 若者たちは、当たり前のことのように、屋台の食べ物をぱくついている。
 バウン、チェットリ、ネワール、タマン、グルン、マガールと抵抗なく、すべての民族、
 カーストの若者たちが、群がっている。
 この屋台の商いの形は、どうも、バンコクあたりの屋台をまねているようだ。
 ヒンズー教のタブーには こだわりを持たなくなった若者たちの姿だ。
 新しいネパールの姿を予測させるものであるが、中年以降のネパール人の姿はない。
 こうした若者たちの姿を見ていれば、王制廃止、連邦共和制採択も、時代の流れの
 ように思われる。
 こうした若者たちが、今後 どういう信仰を持つのかは わからない。
 しかし、宗教に左右されることなく、自由に好きなものと食べるというのは、
 インドよりもよほど、先を進んでいる。

 こうした自由な若者の姿を見るにつけ、どう ネパールは変わっていくのか、
 まだ方向性は見えては来ないが、変わっていくことは変わっていくだろう。
 少なくとも、国王を、ビシュヌ神の化身である神王と見なさないことは 確かなことである。


 ** 写真 上の3枚がカトマンズ 下の3枚がバンコク


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バンコク 食べ物 | 12:16:47 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
はじめまして!
今日は!うわァ スゴイですネ
この屋台!食文化は庶民の味 ソウ 屋台から始まるって聞いたことがありますが、カトマンズってこんなナンダ! 確かにタブーってありますよね 以前ジャカルタに駐在していたのですがイスラムってタブーがあり過ぎて‐‐‐。若い人が文化を作ってタブーも変えているのでしょうネ
また遊びに来ます! クリック×1 応援しています!
2008-07-29 火 14:41:16 | URL | MONTA [編集]
 屋台はタイが 1番ですね。
 食材が 多様で、味付けもいろいろで、
 好みに合わせて選択できます。

 ネパールは、タイの物まねのようですが、
 食材の種類と味付けが 何でもネパール風ですね。

 屋台利用は、もっぱら、バンコクです。

 屋台のある社会は、街が生き生きしています。
2008-07-29 火 15:32:11 | URL | ひかるの [編集]
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