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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ ネパール人とは?と問いを発してみると
ネパール人とは 1

ネパール人とは 2

ネパール人とは 3

ネパール人とは 4


 25年近く ネパールと付き合い続けているが、ネパール人とは何だろうという疑問を
 自分にぶつけてみると、確かな答えは返ってこない。
 1番確かな答えは、ネパールという国に住んでいる人ということになるが、それ以上の
 ことになると はっきりした定義を与えることが出来ない。

 数十の異なった民族が生活するネパールでは、それぞれの異なった民族が それぞれ
 異なった性格習慣、文化、宗教を持ちながら生活している。
 そしてそこには、やっかいなことにカーストという身分制度もある。
 形の上ではカーストを否定しているが、実際 結婚などの際には カーストという
 身分制度が 大きな影響力を持っているのも確かだし、異民族同士の通婚も
 まだまだ一般的ではない。

 250年近く続いたゴルカ王朝による支配は、チェットリ族、バウン族という支配階級を生み出し、
 ネパールに昔から住み着いていた先住民族は被支配階級としての地位に
 甘んじてきた歴史がある。
 支配階級であるチェットリ族、バウン族の見るネパールと、被支配階級の見るネパールに対する
 イメージはそれぞれに異なったものだろう。

 ゴルカ王朝の始祖 チェットリ族のプリティビ・ナラヤン・サハによって 征服された
 カトマンズ盆地のマッラ王朝のネワール族のネパールに対するイメージも独特のものが
 あるだろう。
 マッラ王朝時代に 支配階級だったシュレスタ・カースト(マッラ、ジョイシー、
 ラーズバンダーリ、アマチョ、マスケ等)、支配階級には属さなかった仏教徒カースト
 サッキャ、バジャチャーレ、被支配階級であったマハルザン(農民カースト)以下の
 カースト、それぞれに違った意識を持っている。

 又、ゴルカ王朝時代に下級兵士、下級警察官として利用され、ラナ家専制時代には
 グルカ兵として、イギリス傭兵として送り込まれたライ・リンブー族、グルン族、
 マガール族のネパールを見る目も違うだろう。

 インドに国境を接するインド系ネパール人や先住民タルーの人々、イギリスによる
 インド植民地時代に イギリス側の勝手な線引きでネパールの領土に組み入れられた人々、
 そこで起こったこと、彼らがどういう立場に置かれるようになったのか、
 それも紐解く必要があるだろう。
 今タイの南部で頻繁に起こっているイスラム教徒の反乱も イギリス側の領土の
 勝手な線引きが尾を引いているし、一時期タイの東北部イサンでの反乱もフランスの
 植民地主義、領土の勝手な線引きによる影響が大きい。
 タイ側に残されたラオ族の悲惨な生活から生まれたものである。

 それぞれの民族、カーストのネパールの国に対する固有の視点を考え始めると
 全く整理がつかなくなるのである。

 ネパールの長い歴史の中で、それぞれの民族、カーストの人々が どういう立場に
 置かれ、どういう生活をしてきたのか、どういう生活を強いられてきたのか、
 そこを見つめていかないことには 現在のネパールという国の姿も、それぞれの民族、
 カーストの人々の姿も見えてこない。

 歴史という縦の線と 現在の社会構造いう横の面を結び付けていかないことには、
 ネパールという国も、ネパール人の姿も見えてこない。
 そして、マオイスト、ネパール会議派、ネパール共産党(エマーレ)、マデェシ・
 フォーラムを支持する人たちがどういう人々なのか、何を期待しているのかを
 理解しないことにはネパール人の姿も心も見えてこないだろう。
 人々の生活を見つめることなく、政治を語っても、政治の役割は見えてこない。

 これらのことをそれぞれの民族、カーストの人々が理解しあうことがなければ、
 是正する努力をしていかなくては、いつまで経ってもネパールの混乱した状況が続き、
 真のネパール統一、ネパール国民は生まれてこないだろう。
 ネパール人は、あまりに他民族、他のカーストの人々の生活に無関心すぎる。
 関心を持ち始めた時に 初めてネパールも変わって行くだろう。


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ネパールの事情 | 15:13:02 | Trackback(0) | Comments(0)
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