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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 川辺のシバ寺院‐10 不思議な神々
不思議な神々 1

不思議な神々 2

不思議な神々 3

不思議な神々 4

不思議な神々 5

不思議な神々 6

不思議な神々 7

不思議な神々 8

不思議な神々 9

不思議な神々 10

不思議な神々 11


 バグマティ川の辺にある古いシバ寺院の周辺には、様々の寺院が散在している。
 川の辺に建てられているものは ゴルカ王朝のサハ家、ラナ家の建てた寺院で
 占められている。
 川辺から少し離れたあたりを歩いてみると、そこにもいくつかの寺院がある。
 あたりをうろうろと歩き回っているうちに、六角堂のような寺院にめぐり合った。
 建物の様子を眺めてみるが、それほど痛んだ様子もない。
 出窓のようにとび出した木彫りの窓も、ネワール族のシルッパカール(木彫り職人)の
 仕事だ。
 寺院は、きちんと整備され、維持管理されているようだが、周りの住居は、今にも
 壊れそうだ。

 境内の中を歩き回っていると、不思議な乗り物がある。古ぼけた木製の乗り物ではあるが、
 大人一人が乗るには小さいようだ。
 子供を乗せ、担いでいくのだろうか、それとも、ジャンクーと呼ばれる長寿のお祝いに年寄りを
 乗せていくのだろうかと見つめていると、古い家の二階から、一人の女性が顔を出した。
 彼女に聞けばわかるかもしれないと思い、尋ねてみると、この乗り物は寺院の中に祭ってある
 神様 クリシュナを乗せ、お祭りの際に街中を練り歩くためのものだと言う。
 ただ、今は担ぎ手もおらず、そのままにしている。

 この寺の名前はジャガナートと呼ばれ、今から74年前のネパールの大地震の時に 
 崩壊してしまった。
 元々は、ネワール族はマッラ王朝時代に建てたものであるが、
 ネワール族のプラダン・カースト(高カースト)が管理していた。
 そのプラダン・カーストの人には 寺院を再建する財力もなく、困っていた時に、
 彼女の祖父が、お金を出し、再建したものだ。
 彼女はカトマンズ郊外で小学校の先生をしている。
 ネパールの教育制度などの話をしていると、彼女の父親が帰ってくる。
 是非、お茶を飲んでいけと言うので、ご馳走になることにした。
 この家族、カットリ・チェットリである。バウン族とチェットリ族が通婚した時に
 生まれるチェットリ・カーストである。バウン・チェットリとも呼ばれている。

 なかなか友好的な家族で、話しているうちにすっかり打ち解けてしまった。
 日本の家族制度、ネパールの家族制度などについても話を交わした。
 そのうちにこの女性の父親が、面白いことを話し始めた。
 この寺院に祭っている神様のジャガナートは、インド・オリッサ州の神様で、
 ネパール人をオリッサ州に派遣し、その神様の形を真似て、彫った物だと言う。

 そんなこともあるものだと、帰りがけに寺院の神様の居場所を覗いてみると、
 三人の宇宙人のような神様が、私のほうを睨んでいた。
 いくら、睨まれても怖くはありませんよと言いたくなる様な神様だ。

 随分変わったおじいさんだったのだろう。わざわざ、あの神様を祭るとは。
 寺院を建てた費用も少なからずのものであっただろうし、このときのお金があれば、
 彼の子孫たちも、寺の境内の中の古い家に住むこともなかっただろうと思うが、
 その子孫たちも、この寺院と神様は自慢らしく、さすが、おじいさんの子供、孫たち
 古い朽ちかけた家のことなど 気にしている様子もない。

 かといって、家の中は整理整頓されており、その外にも季節の草花を植え、
 悠々自適の生活をしているようだった。
 夕闇も迫ってきて、境内に出てみると、この境内に間借りをしている親子が、
 静かに座り込んでいるのは、印象的な光景だった。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 12:35:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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