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Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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カトマンズ ネワール族 仏教徒の悲哀‐1
ネワール族 仏教徒の悲哀‐1 1

ネワール族 仏教徒の悲哀‐1 2

ネワール族 仏教徒の悲哀‐1 3

ネワール族 仏教徒の悲哀‐1 4

ネワール族 仏教徒の悲哀‐1 5


 カトマンズに住むネワール族には昔からの多くの仏教徒がいる。
 カトマンズ盆地の仏教徒の歴史は、紀元前に成立したキラティ王国から
 紀元5,6世紀に起こったリッチャビ王国にまで溯ることができるようである。
 その頃のインドは、アショカ王が、インド全土を統一し、仏教を広めていた時代でもある。
 紀元前3世紀には、アショカ王は仏陀生誕の地、ルンビニを訪れ、カトマンズ盆地にも
 その娘が訪れ、パタンに四つの仏塔を建てたといわれているが、それには確証はない。
 その仏塔は今でも残っていることは残っているが。
 その影響を受け、多くのカトマンズ住民の間にも仏教が広まっていったようである。
 ヒンズー教を信仰していたリッチャビの時代も 仏教には寛容で、カトマンズの最も
 幸せな時代であったと、今日の人々の間でも話題に上る時代である。
 カースト制もなく、人々が平等に暮らしていた時代だ。
 ネパール周辺の国々から多くの人間が移り住み、通婚を繰り返し、ネワール族という
 民族の基礎が出来上がったのもこの頃のことだろう。
 今のネワール族の人々の顔を見ても、その多様性には驚くものがある。

 そんな幸福な時代も アショカ王の時代とともに終わり、インドのグプタ朝に入ると、
 再び、ヒンズー教が力を得て、ヒンズー教の教えのもとに カースト制を取り入れ、
 王をヒンズー教の神、ビシュヌの化身とする専制政治が始まっていくのである。

 こうした影響は東南アジアにも広がり、カンボジアのアンコールワットの時代の国王政治、
 タイのアユタヤ王朝にも大きな影響を与えている。
 国王をビシュヌの化身とする神王思想は、国の統治を容易にしたのである。

 豊かな土地と穏やかの気候の中で 平和に暮らしていた人々の桃源郷のカトマンズも
 段々と変わって、インドの変化の影響を受け始めるのである。
 今のインド・ネパール国境付近で勢力を持っていた仏教徒であったサッキャ族も
 グプタ王朝の迫害を逃れて、カトマンズ盆地に逃れ、仏教徒としての地位を築き始める。
 仏教徒が大半であったカトマンズ盆地の中では大きな勢力になっていったはずである。
 カトマンズの中でスワヤンブナートを総本山にする仏教徒、
 パシュパティナートを方本山とする支配層と国を二分していたはずである。

 リッチャビ王国も後期にはヒンズー教重視の政策に変わり、
 仏教徒も次第に圧迫されていくようになる。
 そんな時代に すでにネパールの各地で勢力を広げていたインドのクシャトリア・カーストの
 マッラ族がカトマンズに入り込み、力をつけ、リッチャビ王朝を倒し、
 マッラ王国を打ち立てることになるのである。

 ヒンズー教を国策とするマッラ王朝も サッキャ族を中心とする仏教徒の力を削ぐことに
 専念するが、チベット貿易で巨大な富を得ていたサッキャ族の力を削ぐことは、
 簡単なことではなかったようだ。

 13世紀中期に成立したマッラ王国も14世紀中期のジャヤスティス王の時代になると、
 王国も安定し、ヒンズー教のカーストシステムを取り入れ、
 人々を職業によって64のカーストに分け、
 それをヒンズー教に従って、四つの階層に区別していったのである。
 カーストと職業によって、着る服装にも決まりを設け、制限を加えていき、
 身分制度による統治を確実なものにしていったのである。
 王国の大半を占める仏教徒を分断していくには効果的な方法だったし、
 力をつけていたサッキャ族の力を削ぐにも大いに効果を発揮したのである。

 このジャヤティス・マッラの時代に、マッラを中心とするヒンズー教徒 シュレスタの
 支配階級と仏教徒である被支配階級に分かれていくのである。
 又、仏教徒の間にもカースト制を導入し、固定した身分制度によって 仏教徒同士の
 つながりを分断していき、仏教徒の力も削いでいったのである。


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カトマンズ ネワールの街と文化 | 12:35:51 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008-06-12 木 18:16:32 | | [編集]
訪問、ありがとうございます。
バリ島を中心に動いていらっしゃるようですね。
東南アジアで、インドのヒンズー教文化が、色濃く残る場所です。

絣の技術も海を越えて、インドから伝わって、独特のぬの文化を発展させて来たようですね。

又のお越しを。
2008-06-12 木 23:09:36 | URL | ひかるの [編集]
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