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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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ネパール パタン‐11 パタンのシルッパカール(木彫り職人)
パタンのシルッパカール(木彫り職人) 1

パタンのシルッパカール(木彫り職人) 2

パタンのシルッパカール(木彫り職人) 3

パタンのシルッパカール(木彫り職人) 4

パタンのシルッパカール(木彫り職人) 5

パタンのシルッパカール(木彫り職人) 6


 パタンの王宮近くのモンゴル・バザールも細い通りに入ると、そこには
 タムラカールと呼ばれる(銅・真鍮細工職人)の店が並んでいる。
 大小様々、器の形もいろいろと、金色の真鍮の色、銅の赤色が入り乱れて、
 美しい光景を描き出している。

 その通りを奥に向かうと 木彫り細工に精を出している職人たちがいる。
 シルッパカールを呼ばれている木彫り職人だ。彼らは仏教徒である。
 近頃では、木彫りの仕事といえば、カトマンズ郊外のブンガマティが主な生産地に
 なっているが、パタンでも細々とこの仕事を受け継いでいるようだ。
 ブンガマティでは木彫りの仕事をしている人たちは、同じネワール族のサッキャ、
 バジャチャーレ、トゥラダー、マリ、そしてマハルザンと大半の人たちが、
 木工芸に励んでいる。木彫りの里といっていいくらいだ。

 パタンの彼らが作っているのは、玄関のドアの細工である。
 パタンの中にある木彫りの店の品物といえば、ほとんどがブンガマティの村で
 作られたものが売られている。
 ドアという特注の品物だけを作っているのだろう。

 彼らの店の対面に 小さな入り口があり、その入り口を潜ると、中庭になっており、
 その中庭の一角でも、とんとんとのみを打つ音がする。
 この中庭の周りにパタンのシルッパカールたちの昔からの居住区だ。
 パタンのタムラカールの数に比べると、極めて少ないようである。
 昔から木彫りといえばバクタプール、それが今はブンガティにその地位を奪われて
 いる。

 ひっそりとした中庭の中でこの中庭の住人たちの打つのみの音は、心地よい。
 建物を見上げれば、彼らの先祖たちの仕事の証のように、美しい窓がある。
 余程の財力でもなければ、家に精緻な彫刻の施されたドアや窓を取り付けることなど、
 難しい世の中になってきた。
 職人である彼らが子孫に美しいドアや窓を残すことなど出来ないだろう。
 仕事の合間に 自分の家のドアや窓のために時間を費やすなどというのんびりした
 時間など作り出すことも難しい世知辛いカトマンズである。

 郊外に作られつつある新興住宅は ヨーロッパスタイルで、お金のかかるこうした
 工芸の世界は生かされていない。
 余程の大金持ちでなければ、手に届かない世界になってしまった。
 生きることに汲々としているカトマンズでは、人々は昔からの美しい工芸に目を向ける
 余裕すらなくなっている。それは日本も同じである。
 アジアの他の国々も同様の姿である。
 世界はどんどん均一的な姿になっていく、寂しいことだ。
 カトマンズでは、今、多くの建物が建て替えの時期に来ている。
 今ある古い街並みもあと10年、20年もすれば、なくなってしまうだろう。
 そのとき、美しいドア、窓は残っていないだろう。
 今のうちにしっかり見ておこう。


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ネパール パタン | 00:53:09 | Trackback(0) | Comments(0)
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