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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 神々とゴミの山
神々とゴミの山 1

神々とゴミの山 02

神々とゴミの山 03

神々とゴミの山 04



 カトマンズの街中を歩いていると、えっと思われるような光景に出会うことがある。
 一枚の写真は 前回のネパール滞在の7ヶ月前のもの、もう1枚は昨日、通りを歩いて
 いて出くわしたものである。
 あまり信仰心のない私であるが、チャディや仏塔のようなものには畏敬の念はある。
 人間の心の奥深くに隠れている罰当たりという思いが 顔を出すのである。
 信仰深いとされているカトマンズの市民の神々への畏敬の念は、どこにいったのだろう。

 先日、ネパールのテレビニュースで、ゴミ捨て場になっている道の壁に神々の絵を
 描いたら、ゴミ捨てが止んだということを放映していたが、どうもカトマンズは
 そうではないようだ。

 カトマンズには ヒンズー教を主に信仰する人々、仏教でもテラワーダ仏教を信仰する
 ネワール族、チベット仏教を信仰するチベット人、タマン族、シェルパ族などがいる。
 それぞれに信仰深い人たちだといわれている。

 しかし、神々の前に置かれたゴミの山を見て、カトマンズの人々の心は、痛まないの
 だろうか。
 街の通りを清掃する仕事は、カトマンズでも特別のカーストに属する人たちの仕事で
 自分たちには関係ないというのだろうか。
 首都カトマンズでも、未だに職業によるカースト制の上下関係の意識は 根強く
 残っている。
 ネパールでは 上位カーストが絶対に手を出さない清掃の仕事を 日本に行けば平気で
 従事しているという笑い話があるくらいだ。

 ネパールでは、四月から新年が始まる。新年にちなんだ多くの祭りが各所で催される。
 寺院の中に鎮座していた神々が、四月の明るい陽射しの中を、人々の担ぐ神輿に
 乗せられて町中を練り歩く。
 そんな光景を見かける季節になった。
 カトマンズでは、大半のこうした祭りは、ネワール族のものだ。
 1年に一度の神々との出会い、神輿を担ぐ人々の服装も極当たり前の平服、
 昔からカトマンズの祭りは、こんな姿だったのだろうか。
 襟を正して神々と接するということはなかったのだろうか。

 そんなことが気になって、25年前にカトマンズの本屋で買った
 『the festivals of NEPAL』Mary M.Anderson 著を開いて、その中の写真を見た。
 30年前発行の書物であるから、一概には言えないが、神輿を担ぐ人たち、楽器を
 打ち鳴らす人々、それに付き添う人々の服装は白いネパールの民族服で統一されている。
 神々に対して礼を尽くすという姿勢が、そこには感じられる。

 神に対する畏敬の念は、年々薄れて入っているようだが、こうした行事がネワール族の
 地域共同体のつながりを深める手段にはなっているようだ。
 しかし、カトマンズに家を持つネワール族も 手狭になった住居を売ったり、
 貸し部屋にしたりして郊外に引っ越す人が年々増えている。
 ネワール族の誇っていた家族・親戚・近所の絆も段々弱まっていくようだ。
 都市型ライフの始まりである。
 ネワール族の人たちは、年から年中行事に終われ、それでネワール族は発展しなかった 
 とよく言うが、それが、地域共同体の絆を強め、自分たちの生活を護ってきたことには
 気がつかない。

 大切なものが、このカトマンズで失われつつある。
 その1つの予兆が 神々の前のゴミの山のような気がしてならない。


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カトマンズ 街の風景 | 00:24:20 | Trackback(0) | Comments(0)
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