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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ スラムの大人たち
生き抜く人々-5 スラムの大人たち 1

生き抜く人々-5 スラムの大人たち 2

生き抜く人々-5 スラムの大人たち 3

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生き抜く人々-5 スラムの大人たち 11

生き抜く人々-5 スラムの大人たち 12


 バグマティ橋の近くに出来たこのスラム、前回の滞在の4ヶ月前にはなかった。
 随分前にはあったが、政府の追い立てに遭い、しばらく姿を消していた。
 新しくやって来た住人たちが、しきりに棲家の準備に勤しんでいる。
 完成している家もあれば、作りかけた家もある。
 地面に粘土を敷き、平らな床を作っている家もある。
 スラムの住人相手の店の準備も進んでいる。
 タマン族、ライ族、マガール族、チェットリー族、ネワール族、ダマイ(縫製の仕事をする低カースト)
 など、いろいろの民族、カーストが入り乱れている。
 中でも多いのは、タマン族、それに続いてライ族が多い。
 皆、山岳民族が多い。村に帰っても農地はなく、町で生活せざるを得ない人たちだ。
 カトマンズ近郊の村の出身者もいれば、東ネパールのダランからやって来たライ族も
 いる。

 粘土を使って家の周りを飾り付けていたライ族の女性に話しを訊いてみた。
 生まれは、東ネパールのエベレストの麓の村、小さい時から、父親はおらず、
 母娘の二人だけの生活、その母親も眼が見えず、知り合いのところに預けているようだ。
 亭主はいるが、働かず、彼女の日雇いの力仕事に頼っているようだ。
 家の周りを丹念に飾り付ける彼女の生活の仕方を見れば、上に向かって生きていくことも
 出来るように思えた。彼女には、何か輝きか見られた。
 機会にさえ恵まれていれば、うまくやっていくだけの賢さも感じられたのである。
 彼女の家のすぐ近くには、井戸が掘られている。周辺の住民でお金を出し合って、
 井戸を掘ったと言う。
 ライ族というのは、ネパールの中でも古くからいる先住民族で、ライ・リンブー族で
 キラティー王国を築いていた民族であり、カトマンズに王国を築いたネワール族よりも
 古くから、ネパールに住みついていたと言われている。
 勇猛多感なグルカ兵としても有名である。男は寡黙で怒らせると怖い。

 タマン族の女たちの家も作られつつある。彼女たちは口数も多く、明るい。
 その場その場でうまく生きていければ、それでいいという性格のものが多い。
 そのため、計画的にものを考えることが苦手であり、貧困層の中にあえいでいる。
 男も女も荷運びなどの仕事に従事する、男は、リキシャなどの仕事もする。
 調子が良くて、付き合いやすいところもあるが、信用しがたいところもある。
 昔はオートリキシャ、テンプーの運転手として働いていたが、だめもと主義で、
 やたら吹っかけてくるようなところもあった。

 豊かのはずのネワール族、しかし、ここのネワール族は地方からのネワール族だ。
 何かあって、土地を追われてきたのだろう。結構な年齢なのだ。
 生きていれば、何が起こるかわからないのが人生だ。
 不安定なネパールの政治は、庶民たちの運命を簡単に変えてしまう。
 若い者は過酷な肉体労働に耐えることは出来ても、年老いてしまえば、それも難しくなるのは、
 人間の逃れることの出来ない宿命だ。

 ネパールの支配階級であるバウン族、チェットリー族もいる。
 バウン族などここに来てもプライドが高く、カーストの高さを見せ付けるところがある。
 長くここに住んでいれば、そんなものは役には立たないことに気づいていくだろう。
 スラムは民族のるつぼだ。見栄を張っていては、暮らしてはいけない。
 皆、ぎりぎりのところで生活しているから、どこかで助け合いも必要になってくるのである。

 川岸に沿って拡がっていくスラム、どこまで延びていくのだろう。
 無能な政府が続く限り、このスラムの増大は止めようもないだろう。
 人事ながら、ため息が出てしまう。
 頑張れ、負けるなとしか、言いようがないスラムの姿である。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 13:59:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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