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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 街道を行く‐13 再びコカナの里へ
再びコカナの里へ 1

再びコカナの里へ 2

再びコカナの里へ 3


 パタン ザウラケルから直接、村の入り口まで行くミニバスに乗って、
 再びコカナへ行く。
 コカナの入り口を少し過ぎた辺りの建物の2階から、かんかんと音がする。
 何を作っているのかと、建物の入り口に座り込んでいた70才をとうに過ぎた老女に
 尋ねてみると、仏像を作っているという。
 そのついでに、お金をくれと要求してくる。
 カトマンズ近郊の村に行くと、意外と、こうした要求をしてくる老女が、
 多いのには驚く。
 老女のみならず、女たちもお金を要求することが多い。男たちには、あまりいない。
 その言葉を無視して、中にいた住人に許しを請い、2階に上がっていくと、
 3人の男たちが、仏像の仕上げをしている。
 パタンのバジャチャーレ(仏教徒の上位カースト)からの請負仕事だという。
 バジャチャーレが鋳造した仏像を、鑢を使っての仕上げを請け負っているのである。
 仕上げが住むと、再び、パタンのバジャチャーレの下へ持って行き、
 手間賃をもらうのである。

 この村の特産は、菜種油とアヒルの飼育だ。
 この二つは、カトマンズでも有名だ。
 村のいたるところにアヒルが飼育されており、村人の現金収入のひとつでもある。
 そのせいか、コカナの村人は、鶏は食べないし、飼育もしていない。
 それともうひとつの主な現金収入は、チベット人が持ち込んだカーペット用の羊毛の
 紡ぎである。
 農作業を終えた女たちが、三々五々、軒下に道具を持ち出し、羊毛を紡いでいる姿は、
 村のいたるところで見かけることが出来る。

 露地に入り込んでみると、庭には、カシ(去勢山羊)が飼育されている。
 ダサインの祭りには、カトマンズに売りに行き、これも現金収入になるのである。
 決して貧しい村ではない。庭にいた女たちと話をした後、去ろうとすると、
 ここでもお金をくれといってくる。

  ― どうして?

  ― あなたは金持ちだろう。

  ― あなた達のほうがもっと金持ちだろう。私は、米も野菜も買わなくてはならない。
    あなたたちは、自分の田畑がある。家は、自分のものだし、家賃を払う必要もない。
    酒は、自分の家で造るから、買う必要もない。私は酒を飲みたくなれば、
    買わなくてはならない。
    アヒルもカシも飼っていないから、肉は買わなくてはならない。
    本当に貧しいのは、私なのか、あなたたちなのか。

 半分納得し、半分納得しないような顔で、笑いながら、聞いている。

 人間は、幸福の中にあっても、その幸福にはなかなか気づかないものである。
 互いに支えあう家族、親戚があり、食べることには事欠かない生活、濃厚な人間関係は、
 老人問題もなく、不安な老後もないのである。

 贅沢を追求すれば、限りはないのである。
 飽食文化の中で生き続ける日本を見れば、彼らも驚くことは、確かである。
 飽食文化、それは、ささやかに穏やかに平和に暮らすこととの交換に得たものだ。
 コカナの村人も、日本製品、工業化という一面だけで日本を眺めている。
 日本人が、今どういう精神状況にあるのかは知らない。
 日本は金持ちの国だという認識しかない。
 村人が、今の生活の価値をしっかりと知れば、自分たちが、以下に豊かな生活の中に
 いるのかを知るだろう。
 この村にも日本から、多額の援助が入り込んでいるようだ。
 援助と同時に、日本から見たとき、この村がいかに精神的に豊かに生活しているのかを
 彼らに伝えてほしいものである。


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カトマンズ 街道を行く | 02:17:31 | Trackback(0) | Comments(0)
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