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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 街道を行く‐11 テツゥの村の不思議な寺‐2
街道を行く テツゥの村の不思議な寺‐2 1

街道を行く テツゥの村の不思議な寺‐2 2

街道を行く テツゥの村の不思議な寺‐2 4

カトマンズ 街道を行く テツゥの村の不思議な寺‐2 4


再び、テツォの村を再訪してみた。もう少し詳しく寺のことが、知りたかったからだ。
この村には、村人の主要な信仰の寺が二つある。
 ひとつは、バールクマリの祭る寺、もうひとつは、ブラーマイニの祭る寺だ。
これらの寺が、5百メートルの距離を隔てて 村の上方と下方に建てられている。
バールクマリとブラーマイニは姉妹であるという。
姉が、ブラーマイニ 妹が、バールクマリ、二人とも女神マハデビの娘である。
 大地の女神、豊饒の女神であることから、農民カーストの信仰の中心になったので
あろう。
上方にある妹のバールクマリの祭っている寺の前には、人の姿はなく、ひっそりして
おり、信仰の中心はこの寺のようであり、寺に飾ってある器も多い。
一方、姉のブラーマイニの祭っている寺の方はといえば、寺の前で、村人たちが、
採り入れたばかりのもみを干していたり、子供たちが遊びに熱中していたりで、
村人の憩いの場所でもある。
この寺のすぐ近くには、仏陀を祭った仏塔もある。
土曜日が休日であるネパールでは、土曜日の今日は、のんびりと過ごす憩いの日だ。

ヒンズー教の神々の詳しいことはわからないけれど、二人の神々、性格の異なる神々
かもしれない。
バールクマリは、自然の脅威を司る女神、ブラーマイニは、自然の恵みを与える女神、そんなことを想像しても楽しい。
バールクマリの寺の前の彫像は、如何にも彼女を象徴しているようにも見えるのである。彼女の怒りを買わないように 慎重に注意深くかかわりを持っているのかもしれない。

2千年の歴史を持つネワールの農民カースト マハルザンの文化・生活習慣は 
伸び伸びとしていて、おおらかで興味深いものだ。
一人一人の顔つきを見ながら、彼らはどこから、やって来た人たちなのか、
探ろうとするが、色の白いものあり、黒いものありで、簡単にはわからない。
言葉は、チベット・ビルマ系語族だという。
東南アジアから、ビルマ、そしてインド・アッサムを抜け、ダージリンを抜け、
カトマンズ盆地を永久の地を定めたのであろうか。
タイ、ラオス辺りのラーオ族にも似たところがある。

支配階級であったシュレスタ・カーストは、インドとの混血が見られ、
宗教もヒンズー教中心、ウダースと呼ばれるサッキャ、バジャチャーレ、タムラカールなどの仏教とは、チベット人との混血が見られるが、このマハルザンという農民カーストは 純粋なネワールのようだ。
独特の土着文化を持つネワール族の農民カーストのマハルザンである。
とにかく興味深いカーストの人々だ。

400年前から入り込んできたインドからの侵入者、バウン・チェットリ族に
国を奪われるまでは、カトマンズ盆地の中でマッラ王国を築き上げた歴史ある民だ。
彼らを抜きにしては、ネパールの文化・歴史は語れない。
今のサハ王朝、その前のラナ家による摂政政治も、インド文化の亜流に過ぎない。
戦闘的、侵略的ではなかった仏教的な思想に育まれたマッラ王国が、戦闘的、侵略的な
ヒンズー教のチェットリ、バウン族に国を奪われ、圧政的な政治体制が敷かれ、
その後遺症が、今なおネパールの発展を妨げている。

そうした中でもカトマンズ郊外の村々には、今でも、生き生きとネワール文化が
生き続けている。
そのひとつが、テツォの村にある不思議な寺である。


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カトマンズ 街道を行く | 12:56:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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