■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
カトマンズ 路上で生きる人々‐5 老人たちの商い
カトマンズ 路上で生きる人々‐5 老人たちの商い 1

カトマンズ 路上で生きる人々‐5 老人たちの商い 2

カトマンズ 路上で生きる人々‐5 老人たちの商い 3

カトマンズ 路上で生きる人々‐5 老人たちの商い 4


 社会保障のないネパールでは、余程余裕のある家に住んでいない限り、
 年老いても働かなくてはならない。
 カトマンズ盆地に古くから住んでいるネワール族は、家族・親戚同士のつながりが
 深いから、歳をとれば のんびりとした生活が出来るようだが、山から 
 あるいはインドからカトマンズにやって来た人たちはそういうわけにはいかない。
 生きていくためには その日の糧を得るために 体を使って働き続けなくてはならない。
 家族がいたとしても、彼らも生きていくために精一杯だ。

 魚を揚げているのはインドからやって来た女性だ。
 20年も前からスンダーラと呼ばれるこの場所で魚を揚げ続けていた。
 5ヶ月前には元気にいつものように魚を揚げていたが、今回 やってくると、
 その姿が見えない。私も何度か彼女から、魚の揚げ物、ゆで卵のフライを買ったことがある。
 年寄りたちはいつの間にか姿を消してしまう。

 庶民相手に、値段の張らない果物を売っているのは、タマン族の女性である。
 亭主は歳を取り、彼女の収入が生活を支えている。子供はいない。
 カトマンズからの帰り道、気に入った果物があれば買うようにしているが、
 彼女の売る果物は、昔からの品種改良されていない果物で、私からすれば、
 美味しいものではない。
 ネパールの昔からのスンタラ(ネパール蜜柑)、日本の昔に会った長十郎梨より
 もっと固いネパールの梨、スモモなどを売っていれば買うようにしている。
 時々彼女の亭主が脇に座っていることもある。

 燻製の川魚を売っているのは、バウン族の男性、写真を撮ったら、何で撮るんだと
 叱られてしまった。話をしていくうちに心をやわらげてくれた。

 働けるうちは働くというのが、カトマンズにやって来て生活するインドや山からやって来た
 老人たちの当たり前の姿である。
 それが彼らのプライドを維持している。
 カトマンズに土地も家も持たない彼らにとって 仕事をしないということは死活問題に
 通じる。
 今のネパール政府には彼らを援助するだけの力はないし、やる気もない。
 負けてしまえば、こじきをするより仕方ない。
 プライドを捨てて生き続けるよりは 毎日休まず、頑張って働いている老人の方が
 生き生きしているのは確かなことだ。
 カトマンズ郊外の村に行っても、何かしら仕事をして生計を助けている老人の姿を
 良く見かける。糸を紡いだり、縄を編んだりして、家族を助けている。

 日本の中高年のように年金を当てにして、海外でロングステイをしようという世界とは、
 異質な世界なのだ。
 そういう日本人には、アジアに生きている別の老人たちの姿は見えてこない。
 死ぬまで行き続ける、働き続ける。それがかつての日本人の姿だった。
 今の日本の老人が果たして幸福なのかどうか、考えてみる機会が、ネパールにも
 インドにも、他のアジアの国々にはある。
 安っぽい海外ロングステイなど アジアの人々のひんしゅくを買い、軽蔑を生み出すだけだ。
 誰も根付かないものに対して親しみは示さない。日本の田舎でも同じことだ。


  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ



カトマンズ 路上で生きる人々 | 14:10:54 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。