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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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バンコク ある風景‐3 自然とともに
バンコク ある風景‐3 自然とともに 1

バンコク ある風景‐3 自然とともに 2

バンコク ある風景‐3 自然とともに 3

バンコク ある風景‐3 自然とともに 4

バンコク ある風景‐3 自然とともに 5

バンコク ある風景‐3 自然とともに 6

バンコク ある風景‐3 自然とともに 7



 ここに3ヶ月、あそこに1ヶ月という生活を25年に渡って生活していると、
 毎日の生活から自然とのかかわりが失われていく。
 自然を求める心は、人間の本性のような気がして、自然とのかかわりが薄れていくと
 心のゆとりも失われているのではと寂しくなることもある。

 バンコクにはチュムチョムと呼ばれる多くの集落がある。集落の中は狭い路地で結ばれ、
 庭を持つ家などほとんどない。
 それでも人々は、緑の樹木、草花を身近に置こうとする。
 狭い路地裏の僅かの隙間に 2階のベランダの上に 鉢植えの草花を並べ、
 心を癒している。

 集落全体に緑の多い集落は、貧しくても人々は心のゆとりを持って
 生活していることがわかるし、集落の中を安心して歩き回ることも出来る。
 長く人々が住みついている古い集落ほどそうした傾向が見られる。

 人々の移動が激しく、借家住まいの人の多い集落になると、緑は少なくなり、
 生活に追われているせいか、人々の表情も険しく、集落全体も雑然としており、
 清掃も充分にされていないことも多い。こういう場所は概して危険地域だ。
 昼間から若い男女が路地に座り込んでいたりして、人々の心も荒れが感じられる。
 人間の心の中の自然は嘘をつかないのである。

 この間、船上生活者の船を見た。船の中が自分の住処であると思えば、やはり草花が
 飾ってある。
 もう荷を運ぶ船としての役目を終え、住むためだけの船である。
 そんな船の甲板の上に鉢植えの草花を飾っているのは、心のゆとりがある証拠だ。
 自分は人間なんだぞと訴えているようで、貧しさに負けていない人の心が見えてくる。

 大邸宅を構え、庭師に庭の手入れをさせている人間より、切実に自然を求めているのは
 こうした庭のない路地裏に住む人たちだろう。
 『ぼろは着てても 心は錦』を地で行く人々だ。
 日本の下町もかつてはこうした人々の生活場所だったのだ。
 王侯・貴族の素晴らしい庭園よりも 狭い路地裏を飾るささやかな鉢植えの庭園に
 私は心を惹かれてしまう。


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バンコク ある風景 | 17:23:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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