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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5
バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5  1

バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5  2

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バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5  4

バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5  5

バンコクを歩く-14 四つの運河に囲まれて住む人々‐5  6



 ロッド運河とオン・アン運河をつなぐもう一本の運河、それはタイ人たちの居住区と
 中華街 中国人たちの居住区を分けている。

 その運河のオン・アン運河に近いあたりが、昔の刑務所であった場所だ。
 今はその跡地が公園になり、その公園の前には、CORRECTIONS MUSEUMがある。
 日本語に訳せば、矯正博物館ということになるのだろうか。

 今から、40年近く前に書かれた1通の手紙がある。
 山に逃げ込んだある反政府活動家からタイの新聞社に宛てた手紙である。

 「私が小さな子供であった頃、30年も前のことですが、われわれの世代の人達は、 
 ナーイ・マー(タイで、「ナーイが来る」の意味)と誰かが脅かすと、
 最も安全な場所へ走って逃げ、隠れたものです。
 もし、泣いているような場合には、とたんに泣き止みましたし、幼い子供の場合は
 母親のふところに逃げました。
 ナーイという言葉は、役所の人や警官を含んだ、官服を着た人の総称です。
 なぜ、われわれは、このナーイをこれほどまでに恐れていたのでしょうか。
 それは、たまたま、何かあったからではなく、何世代も以前から、 
 ナーイといわれる人間は、神霊力、法力を身につけているとされていたからです。
 私が青年になり、 ナーイに近づく勇気を持つまでに、 ナーイに馴れた時、
 われわれと違った服装、話し方、態度、生活をしている、
 われわれと違うもう一種類の人間であることを知りました。
 特に重要なことは、あの人達は人を拷問したり、撃ち殺したりするような全てのことができる権力を
 持っているということです。
 あの人達が、何が間違いで、何が正しいかというと、
 われわれはそれに従わなければなりませんでした。
 あの人達が何かを欲しがると、私の兄弟、縁者や村長は、なんでも差し上げねばなりませんでした。
 また、あの人達が何を食べたがっても、それを食べさせなければなりませんでした。
 話すにも、ていねいな言葉で話さなければならず、もし、そうしないと叱られました。
 あの人達は、いつでもわれわれを殺そうと思えば殺せる人達のように見えました。
 私は、子供の時から、 ナーイと呼ばれる人達は、私と同じ人間ではなく、
 象や水牛や獰猛な犬と同じように恐ろしい動物であって、常にわれわれが注意を払い、
 ご機嫌をとらなければならない人達であると見ておりました。」

 この手紙を書いた人の時代と、今の時代はどのくらいの違いがあるのだろうか。
 庶民や農民はどのくらい警察に信頼を置いているのだろうか。
 いざとなれば、助けてくれる組織として警察に期待しているのだろうか。
 出来れば、かかわりを持ちたくないというのが本音だろう。

 タイでは、警察の不祥事のニュースの報道が、毎日のようにある。
 警察内部の中に強盗集団があり、金持ちの家に押し込み、その家の人間を拉致し、
 身代金を要求する、あるいは、ぬれぎぬを押し付け、冤罪にしてしまう。
 この前も、警察の中のあるグループが逮捕され、そのグループによって冤罪を
 押し付けられた人たちのケースが50件以上あった。
 警察官が、ピストルを簡単に発砲するケースも増えている。
 犠牲者の中には外国人もいる。
 お金で片をつけることの出来る支配層、出来ない庶民、
 司法の世界も公正な社会ではない。
 昔は今以上にひどかったと想像できる。

 ベトナム戦争前後には、社会主義、共産主義の脅威にさらされた東南アジアの支配層たち、
 タイも アメリカの援助を受けて、徹底的な反共運動を行った国だ。
 政府に盾つくものは、共産主義者の名の下に、逮捕していた時代だ。

 この刑務者の跡地を見ながら、どれだけの冤罪があったのか、気になってしまう。


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バンコクを歩く | 03:30:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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