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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町
バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町  1

バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町  2

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バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町  7

バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町  8

バンコクを歩く-8 消え行く川辺の町  9


 地方に住むタイ人の移動を制限していたサクディ・ナー制が、1932年のクーデターに
 よって廃止されてから、地方からのタイ人のバンコクへの移住が始まる。
 1938年の軍事政権 ピブーン内閣が、華僑の経済活動に対して制限し、
 タイ人を保護し、タイ人による起業を推進する政策を採ったために、地方から仕事を
 求めてくるものが増加していった。
 バンコクの中心部のタイ人の住む集落の古い木造住宅は、70年ほど前に建てられたものが
 多く、このあたりも どうもこの時期に建てられたものが多いようである。
 又、この時期に立てられた木造の二階建てのアパートなど、今でもよく見かける。
 この時期に バンコクに移住してきた人たちは、バンコクの周辺部、中央タイの人々が
 多かったのではと思われる。
 
 現在 バンコクに出稼ぎに来ている東北タイのイサンの人々が増えていくのは、
 1970年以降のことだろう。そして、現在、多くのイサンの出稼ぎのひと、バンコクに
 定住したイサンの人々は、中国人の古い木造住宅、タイ人たちの集落であった木造住宅に
 間借りして住んでいるのをよく見かける。

 バンコクの中央を流れるサムセン運河沿いをぶらぶらと歩いてみた。
 この運河沿いにはタイの皇太子ワチラロンコン皇太子の宮殿がある。
 その宮殿の裏には運河が流れ、運河の片方が歩道になっている。
 運河の向こうの歩道側には、宮殿の警備担当の職員が行ったり来たりで 警戒が厳しい。
 私が歩いている歩道側には 一般市民の居住地になっている。
 歩いていても何とはなしに緊張してしまう。
 写真を撮りたかったけれど、警備の人間が私を注視しており、変に誤解されても困ると思い、
 ゆっくりと移動していった。あまり気持ちの良いものではない。
 運河に沿って歩いていくと、この運河の水門になっており、水門の上を歩いても大丈夫かと
 躊躇していると、後ろから喪服を来たタイ女性が来て、上に上っていけば、道に出ると
 教えてくれる。

 一緒に道に出て 少し歩くと 古い木造の建物が建ち並ぶ通りが見える。
 チャオプラヤ川に向かう通りだ。昔はチャオプラヤ川から荷が運ばれ、栄えたような通りだ。
 もう少しで崩壊してしまうようなもろさを持った建物群である。
 住み人を失い、錠前をかけ、放置されている店も多い。
 老人たちが多い。昔は中国人ばかりだったようだが、今では、東北タイ イサンから
 やって来た人たちが、間借りをして生活しているようだ。
 残り少ない住人の中国人を見つけて話をする。
 年老いた中国人たちである。彼らの両親は中国の潮州からやってきて、ここで商いを始めたようだ。
 ここの敷地は、王室財産管理局のもので、あと何年かすれば、この場所もなくなり、
 再開発されるという話だ。
 すっかり古びて、家賃が安いということで住み始めたイサンの人たちも
 再び、安い間借りを探すことになるだろう。

 この場所も無くなってしまえば、誰の記憶にも残らないだろう。
 7,80年前に中国人たちが、商いの場所としてこの地を選び、建物の崩壊寸前に、間借りの
 場所として、イサンの人たちが住んでいたことは、いつかは忘れられてしまうだろう。
 そんな風にして時代は変転していくのに違いない。
 時代の変転とは残酷なものだ。
 アユタヤ時代からの王族・貴族、中国人という富裕階級は、いつの時代も普遍の事実であり、
 平民が、彼らの世界へと入っていく道は、針の穴より小さいのも 昔からの事実に変わりはない。
 タイという国は、大変な国だとつくづく思う。
 長くいればいるほど、この国にいることが辛くなる。


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バンコクを歩く | 14:46:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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