■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門
バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 1

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 2

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 3

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 4

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 5

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 6

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 7

バンコクを歩く-1 運河に沿って‐4 もう一つの運河の水門 8


 バンラムプーからサファン・プットにつながる運河の半分を歩いてみることにした。
 半分の運河はオン・アン運河と呼ばれているようだ。
 中華街のこの運河沿いのサンペンあたりから歩き始めた。
 中国正月にかかわらず、サンペンの雑貨市場はいつもどおりの凄い人ごみだ。
 このサンペンの市場の中にある路地に入り込んでいくと
 中国人たちの居住区に入っていく。
 建物を見ても百年は経っていると思われる建物である。
 百年前に中国から仕事を求め、住みついた人たちの家々だろう。

 今タイには七百万人近い華人がいるといわれている。
 19世紀以降、労働者として大量の中国人がやってきた。
 アモイと並んで海外への移住への送り出し港であったスワトウ港の統計によれば
 1882年から1928年の間にスワトウ港からバンコクに出稼ぎに出た中国人は
 160万人、バンコクから帰国した中国人は93万人、67万人の中国人が
 タイに留まったことになる。この67万人の中国人のうち80%が潮州人だった。

 バンコクに住みついた中国人すべてが成功し、富を手に入れたわけではない。
 肉体労働者としてバンコクにやってきたものも多いのだ。
 中国人すべてが商売上手のはずもない。
 そんなことを思わせる中華街の一角である。
 今は中国正月、皆何とはなしにのんびりとした様子である。
 運河に架かる橋の上で中国将棋を楽しんでいる人たちもいる。
 そんな路地裏の光景は、田舎生まれの私にとって懐かしさを感じさせるものでもある。
 皆が貧しかった時代の日本に重なるところがあるからだ。

 オン・アン運河はパフラットのインド人街と中華街を分けるように流れている。
 流れているといっても流れる水の量は僅かで、運河の底が見えるくらいだ。
 ドブ川といってもいい。
 運河がこんな姿になっても、他に行き場所がなければ、ここに住むより方法はない。
 年寄りたちにとっては、思い出のしみこんだ場所だ。
 しかし、ここが快適な場所だとは言えなくなっている。
 成功したものだけが、より快適な場所へと移動していける。
 人の運命や運とは過酷なものだ。
 いくら努力しても上へ這い上がっていくことの出来ない人生もある。

 どんどん歩き続けていくと公園の手前に出て、運河が突然消える。
 橋につながる道路が出来たために、地面の下にもぐってしまったのだ。
 そこにいたタイ人に訊くと、水門のありかを指差してくれる。
 行きかう自動車を避けながら、水門にたどりつくと、
 そこでは何人かの釣り人が糸をたれ、釣りを楽しんでいる。
 この頃は、釣りをするバンコクの人たちをどこでもよく見かける。
 釣竿もなかなか立派なものだ。あまり、収穫はないようだ。
 運河にはほとんど水がないのに、この水門の内も外もたっぷり水が来ているのは
 おかしい。
 運河が道路の下になった部分は、埋められてしまったのだろうか。
 運河沿いに住む人はこのまま、あのドブ川になった運河と付き合っていかなくては
 ならないのだろうか。
 全く困ったものである。

 庶民の生活はいつまで経っても向上してゆかない。
 政府は運河にゴミを捨てるな、きれいにしろといい続けているが、
 こんな状況の中では、庶民の努力にも限界がある。
 下水道を充分に完備もしないでどう運河をきれいに出来るというのだろう。
 庶民の生活には関心のないこの国の政府の姿勢がここにも見えてくる。


人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ

日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ


バンコクを歩く | 22:00:05 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。