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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3
バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3 1

バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3  2

バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3  3

バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3  4

バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3  5

バンコク 古き時代の名残を求めて 中華街からバンラックへ-3  6


 今 私は、チャオプラヤ川岸辺近くのリバーシティというアンティークショッピング・プラザの前に
 立っている。
 運河の河口はここになくてはならないのに、運河の河口は見当たらない。
 河口は埋め立てられ、ここにリバーシティの建物と隣のロイヤル・オチッド・シェラトンホテルが
 建てられてしまったのだ。
 なんということだ。全く残念なことである。しかし、ないものはどうしようもない。

 辺りを見回すと リバーシティのすぐ横に 空を突き刺すように
 一本の尖塔が聳え立っている。
 どうもキリスト教の教会らしい。
 教会の敷地内に入っていくと、子供たちが広場でフットサルの練習をしている。
 広場の正面に教会の聖堂が、堂々とした威厳を持って建っている。
 聖堂の内部には多くの外国人が出入りしている。
 今日は結婚式があるようだ。中にいた外国人に国を聞くと、
 イギリスのカソリック教徒であった。きっとアイルランド系なのだろう。
 聖堂の内部にいると ヨーロッパ人ばかりで、ここがバンコクであることを
 忘れてしまいそうである。

 タイに初めてやってきたヨーロッパ人はポルトガル人だといわれている。
 1511年マラッカを征服し、そして1516年にアユタヤにやって来て、
 銃と軍需品を供給することを条件にアユタヤ王朝と友好条約を結び、
 アユタヤに住むことを許される。
 ビルマとの戦争に明け暮れていたアユタヤ王朝にとっては、好都合だった。
 1567年にはアユタヤの地に初めてカソリック教会を建てた。
 ポルトガル商人とともに、ポルトガル人の傭兵はビルマとの戦いに雇われ、
 アユタヤ崩壊後も、トンブリ王朝においても、タークシン王を助け、
 タークシン王から土地をもらい、1770年トンブリの地に初めて、
 クディ・チンと呼ばれるカソリック教会を建てた。
 それが、今日のサンタクーロズ教会である。
 しかし、ポルトガル人聖職者に代わって、
 サンタクルーズ教会に入ってきたフランス人聖職者との意見の違いから、
 その教会から分かれ、ラーマ1世の時代に バンコクの現在の土地を譲り受け、
 ポルトガル人たちが1786年バンコク側に建てたカソリック教会が、
 このホーリーロザリオ教会である。
 現在の教会の建物は、1891年から1898年にかけて、新しく立て直されたものだ。

 私は取り立てて宗教を信じる人間ではないが、
 内部は美しく品位の感じられるものであり、宗教的な雰囲気にあふれている。
 もし、何か教会音楽がパイプオルガンで演奏でもされていたら感動しただろう。
 バンコクのあのきんきら金の寺に食傷した眼には、
 この教会の内部は 内面的な深い信仰の結晶のようにも思われ、
 心が洗われたようにも感じられた。
 そこには伝統工芸とは 別物のヨーロッパの伝統芸術があるような気がした。
 それにしても、ヘンデル、バッハ、テレマン、クープランの音楽でも
 鳴り響いていれば、この教会の椅子に座り込んで、
 神の声に耳を傾けようとしたかもしれない。
 このバンコクの地では考えられないくらいに美しいカソリック教会だった。
 やはり、カソリックの美意識は素晴らしい。


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バンコク 古き時代の名残を求めて | 00:36:44 | Trackback(0) | Comments(0)
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