投稿日:2008-01-16 Wed


中華街の裏町通りの路地に迷い込んでみると、
古めかしい酒場がある
置かれているものは、当然 時代がかったデュークボックス
そこに座り込んでいるのも中華街の老人たち
若かった頃の時代の名残が ここにはある
今更、わしらはどこに行けばいいというんだ
今時のうるさい音楽など聴けたもんじゃない
きらきらと光る照明なんぞ おことわりだ
わしらのものだった中華街は もう消え去ってしまった
わしらが想い出とともに集えるところは
昔ながらのこの酒場だけさ
昔は悪いことのしたものさ こいつらとね
そんなことも今では、夢の中
わしらの悪事に乾杯
わしらのよき時代に乾杯
そんな会話が聞こえてきそうだ
路地裏には、消えていく夢のなごりがある
夢を求めて、遠い中国からやってきた祖先、
その子孫たちはその夢を受け継いで
ひたすら働いてきたのだ
成功も失敗も この酒場で、祝い、嘆き、酔いに身を任せていたのだ
希望に燃えた素晴らしき時代は
老人たちの齢とともに 消え去ってしまった
中華街に乾杯! 老人たちに乾杯!
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