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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 病院生活の始まり‐04 七日目(1月18日)
東京 病院生活の始まり‐04 七日目(1月18日) 1

東京 病院生活の始まり‐04 七日目(1月18日) 2

東京 病院生活の始まり‐04 七日目(1月18日) 3

東京 病院生活の始まり‐04 七日目(1月18日) 4

 今日は なかなか大変な検査の日である。
 気管支内視鏡検査と呼ばれる検査で、胃カメラと同じ要領で、気管支からカメラを入れ、
 肺の中の様子を調べる検査だ。
 午前中は 地下一階の検査室で 胸部のレントゲン撮影、正午過ぎには 点滴、
 身体を弛緩させるための筋肉注射、そして 午後1時30分過ぎには 
 喉に麻酔剤を入れる。
 飲み込まぬように 扁桃腺あたりで粘々の麻酔剤を何分か留め置く。
 そのあと、今度は息を吸い込みながら、噴霧器からの麻酔薬も吸い込んでいく。

 それが終わると目隠しがされ、カメラ用のチューブが 気管支の中に入れられていくが
 感覚はすっかりなくなっている。
 肺に発生している癌組織も取り出すようだ。
 20分近くカメラのついたチューブは 肺の中を動き回っていたようだが、それを抜く
 最終段階でむせあげてしまった。

 カメラを備えたチューブが肺の中を動き回った負担は大きく、その後の15時間以上は
 息苦しく不快な感覚が残ってしまった。

 車椅子に乗せられ、部屋に帰ると ベッドの上で 寝込んでしまった。
 麻酔がまだぬけていなかったのである。

 近代医学、欧米の科学万能主義の医学には どうも 人間に対する優しさが
 かけているようだ。
 正確な認識も必要だが、それを得るための手段は 選ばないようだ。 

 インドのアユルヴェーダ、中国の漢方と何千年にも渡る東洋の知恵と西洋医学を
 融合させることによって、人に優しい医学、人間のための医療は生み出されては
 来ないのだろうか。

 人が生きるということは 身体の健康のみならず、
 心の健康も含まれているはずである。
 何故 人は生きるのかは 古今東西の問いかけであるが 今の時代ほど 
 そのことが蔑ろにされている時代は ないような気がする。

 身体だけが生き、心が死んでしまえば 生きている意味はどこにあるのだろうか。

 この病院で この病院の医療を実地体験しながら、自分の生を確かめている。
 人間らしく生きるとはどういうことか それを考えようとしている。

 7階病棟にいる患者たちの大半は 私よりも皆年上の人ばかりである。
 身体の病を治しながら、心の中は 寂しさで一杯の表情をしている。
 
 ネパールのカトマンズの老人たちは 生きるために過酷な状況の中に置かれていても、
 もっと明るい表情をしているし、生きることに積極的である。
 豊かさは 物質的な快適さを与えてくれるけれど、心の幸せは保証してくれないことが
 よくわかる。
 長生きに伴う心の豊かさが保障されなければ、
 長生きも地獄の有様に変わることにもなる。
 ここ3,40年 そのことを考えようとせず、
 平均寿命ばかりを自慢し続けた結果が 今の日本の老人問題である。

 久しぶりの真冬の日本滞在である。
 いつも寒くなると 逃げるように バンコクへと旅立つのは 例年のことだった。
 病院の窓から眺める冬空の姿も 久しぶりのことで 意外と美しいものだ。

 窓の内側の病院内の常夏のような室温、窓の外の冬の寒さ、これだけでも 
 何かおかしな感覚にさせられる。
 現実の世界に生きているという実感から 程遠いところにいる自分を感じてしまう。

 病院の目の前に 小さな小学校があるが、幼稚園か保育園が併設されているのか、
 幼い子供たちが 小さな狭い校庭の中を歩き回っている。
 彼らは やはり現実の寒い季節の中を生きている。

 今日は ほんの少し、隙間程度にあけた窓から 激しい木枯らしの音が
 鳴り響いているのがわかる。
 常夏のような病院のなかにいても 病院の外を出れば、
 厳しい現実が待ち構えていることがよくわかるのである。

 春夏秋冬の季節感のある日本の国は 美しいが 冬を持つ国の過酷さはある。
 昔の日本は この過酷な季節を みんなしてどう乗り超えていたのだろう。



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徒然なるままに | 04:23:31 | Trackback(0) | Comments(0)
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