■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
バンコク 都に雨の降るごとく
バンコク 都に雨の降るごとく 1

バンコク 都に雨の降るごとく 2

バンコク 都に雨の降るごとく 3

 どういう訳か 乾期のバンコクに雨が降る。
 眠れず うつらうつらしていると ベランダ辺りから雨音がする。
 日本なら差し詰め 今の時期なら雪ということになるのだろうが、
 この暑いバンコクでは 季節外れの雨である。

 フランスの詩人 ベルレールの詩 『都に雨の降るごとく』の一節が思い浮かぶ。

      都に雨の降るごとく
      わが心にも涙ふる 。
      心の底ににじみいる
      この佗びしさは何ならむ 。

      大地に屋根に降りしきる
      雨のひびきのしめやかさ
      うらさびわたる心には
      おお 雨の音 雨の歌 。


 暑いバンコクの暗闇の中に降りしきる雨は パリに降る雨とは 異なった雰囲気の
 ものではあるが、若い頃から口ずさんでいたこの詩は 雨が降れば、自然に思い
 浮かんでくる。

 一刻の爽やかさと涼しさが この雨によってもたらされ、少しばかりの心地良い眠りを
 楽しむことが出来た。

 さて朝である。
 雨はすっかり止んでしまっている。
 これからの生活をどうして行こうかと考える。
 体力のあるうちにネパールのカトマンズへ行くことを考えるが、カトマンズの生活に
 耐えられるほど どうも体調は良くない。
 そうすると 日本で肺癌の初期治療を済ませることも考えなくてはならないが、
 国民健康保険の加入、短い間にしても 生活場所のことも考えなくてはならない。

 今 中華街の漢方の薬局で買ってきた中国製の免疫力増加、がンに対する抵抗力を
 謳っている漢方薬を飲んでいるが 効果が出てくるには時間がかかる。
 少し状態が回復できればと願っているのだが。

 午前10時を過ぎて タイの息子に電話を掛け、昼間、部屋にやって来るように
 伝える。
 今後のことを話しあって置きたかったからだ。

 午前11時過ぎにやって来る。
 癌が確定したことは 昨日伝えて置いたが、今後どういった経過を辿る可能性が
 あるかをきちんと伝える必要があった。
 小さな部屋であるけれど、一応 私の持ち物なので、いざとなったら、彼の名前に
 名義変更する必要もある。
 実際 一応生活の拠点であるから 売るわけにも行かない。
 大したものではないが、このくらいのものなら 残して置いてやりたい。
 そして、そのための手続きに必要な住民票や戸籍謄本のこともきちんとしているかを
 確かめる。
 28歳になっていても 子供のようなところがあって心配なのだ。

 そんなことを考えながらも タイでのこれからの生活を考えれば、唯一の頼りに
 なる存在であることは確かである。
 体力のあるうちはいいが、なくなったときに手伝ってくれるかどうかを確かめると
 いざとなったら、この場所に越してくることは決めているようだ。

 二人で中華街の漢方の薬局に がん治療のための漢方薬を買いに出かける。
 病気を機会に 二人の距離は再び近づいてきたようだ。
 血はつながっていない親子であるが、気持ちの上では 他の人間よりも近いと
 言えるのかもしれない。
 タイ国内、マレーシア、インド、ネパール、日本と 彼が幼い頃から二人で
 よく旅をした。
 9歳から20歳までは お互いにとって 怒涛の日々だった。
 そんな時代から 8年近く経つと 互いに許すべきところは許すという気持ちに
 なっている。
 漢方薬を抱えて 部屋に帰ってきた。
 彼は夕方の4時からのレストランの仕事が待っているので バイクに乗って帰って
 いった。

 夕方5時を過ぎると 再び 季節外れの雨が降り始めた。



++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ



徒然なるままに | 17:30:26 | Trackback(1) | Comments(2)
コメント
本当に日本に帰って治療をした方がお金がかからないのでしょうか?お家があるなら住み慣れたバンコクでの治療の方が良いのではないかという気さえしますが。。。どちらにしても
今は一刻も早く治療に取りかかる事に全力を注がれた方が良いですね。
良い方向が決まる事を心より祈っています。
2010-01-07 木 22:06:38 | URL | silky [編集]
本格的な治療というより、きちんとした検査と 
今ある症状を和らげるのが目的です。

金銭的な意味で 日本でもどこでも本格的な治療ということは
今の私には無理ですから、そこそこの形でというのが事実です。

それと少しでも布類を売って、生活費とそこそこの形の治療費を
調達することもあります。

異国では お金がないと生活出きませんから。
2010-01-07 木 22:58:54 | URL | ひかるの [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

-
管理人の承認後に表示されます2010-01-07 Thu 21:59:47 |

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。