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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 展示会 展示品リスト01‐野蚕の赤いキラ01
東京 展示会 展示品リスト01‐野蚕の赤いキラ01 1

東京 展示会 展示品リスト01‐野蚕の赤いキラ01 2

東京 展示会 展示品リスト01‐野蚕の赤いキラ01 3

東京 展示会 展示品リスト01‐野蚕の赤いキラ01 4

 少し痛んでいる20世紀中期に 野蚕の手紡ぎのシルク糸で織られたブータンの
 女性用のキラ アイカプールのほころびを直すために 針仕事をしている。
 赤が基調になっている紋織りのアイカプールと呼ばれている3枚のキラである。
 ブータンの赤の染色には 茜かラック(カイガラムシから取り出された染料)が
 使われている。
 黄色の染色にはウコン、藍色にはインド藍が使われ、緑は ウコンとインド藍を
 使って染められている。

 織られてから50年以上の月日が流れているのに その色は失われることなく
 品のある色を保っている。
 野蚕の手紡ぎシルク糸で織られた布地は 時代を経て、手にしっとり馴染む柔らかさに
 なっている。

 ブレと呼ばれる野蚕のシルクは ブータンでも採取できるらしいが、大半は国境を
 接するインドのアッサム州からやってくる。
 20世紀中期頃は 染織素材としては 高級品で、野蚕のシルク糸で織られたキラは
 誰でも身につけることの出来たものではなかっただろう。
 日本でも同じで江戸時代には 庶民の身につけるものは 木綿に決まっていた。
 ブータンでも庶民の身につけたものは 木綿やウールなど手に入りやすい素材で
 織られた布だったに違いない。
 王族や貴族の屋敷に勤めていた人や布の織り手には 仕事の代償や褒美として 
 キラやシルク糸が与えられることもあっただろう。


 近頃 日本でよく耳にすることだが、衣類の安売り合戦が 各メーカーで過熱している
 ようである。
 品質のレベルでどの程度のものだか 分からないが 千円以下の値段が当たり前に
 なってきている。

 昔は衣料品が安いといわれていたバンコクよりも日本の安売りの衣料品のほうが
 安くなってきている。
 私が 普段 身につけて衣服といえば バンコクで買うのが大半である。
 それなりのメーカーの衣料を半額セールの時に 買うのである。
 しかし、近頃では Tシャツ1枚でも メーカー品なら 定価で7,8百バーツ、
 半額でも3,4百バーツ(日本円で千円)ぐらいだから、タイ製品を買うことになるが
 今 日本では もっと安く手に入るかもしれない。

 普段着は 安売りメーカーの衣料品を おしゃれ着は別にと考えているのだろうか。
 それとも 高級衣料は ある程度所得のある人のため、安売りメーカーの衣料品は
 所得の少ない人ためということだろうか。
 私は 暑いバンコクで生活することが多いから、どうしてもよく汗をかく。
 1日2,3枚の着替えが必要なことがあるから、安いTシャツが数多くあったほうが
 都合がいい。
 一方 バンコクから東京などへの移動の際には 昔 ネパールで作った野蚕シルクの
 シャツやベストを着る。
 素材もいいし、縫製もしっかりしているから 10年くらい着ていても 痛むことは
 なく、着ればきるほど 馴染んでくる。愛着も湧く。
 在庫で残っているものがあるから、こんな贅沢も出来るが、それがなければ、安売り
 メーカーのもので間に合わせなくてはならないだろう。

 そんなことを思うと 衣料が安くなっていいというより、安いものしか買えないから
 安いもので済ますということになっているのではと思う。
 江戸時代やブータンの5,60年前の階級社会と同じで、衣料の世界にも はっきりと
 生活の格差が現れている証拠のようにも思えてくる。
 きっとそれは 衣食住の世界にも現れてきているに違いない。
 ネパールでも この頃は 高級品はタイ・香港製品、安物は中国製品という見方が
 定着し、収入の少ない庶民は 中国製品を身につけるというのが一般的になっている。

 タイなら、高級品は輸入品、中級品は 海外の有名なメーカーがタイで生産した商品、
 タイ庶民の身につけるものは メーカーのはっきりしない安売り商品ということに
 なっている。

 アジアのどこでも皆が豊かになるということは 夢のような話で 格差社会がどんどん
 拡がっているようだ。
 昔から 衣服というものは 身分社会の象徴的な存在だったが 再びそんな世界が
 復活してきている。


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展示会 | 23:32:57 | Trackback(0) | Comments(0)
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