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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 真夜中のスーパーマーケット
東京 真夜中のスーパーマーケット 1

東京 真夜中のスーパーマーケット 2

東京 真夜中のスーパーマーケット 3

東京 真夜中のスーパーマーケット 4

 日本に帰国したときに 今の場所に滞在するようになって 14,5年になる。
 初めの頃は 近くにスーパーマーケットはなく 買い物をするといえば、
 1キロ以上まで行く必要があった。
 それから2,3年経つと 近くにスーパーマーケットが出来、そこをもっぱら
 利用することが多くなった。
 このスーパー、出来た頃は 閉店時間は夜8時、それが9時、10時となり、
 今では真夜中の1時が 閉店時間になっている。

 閉店時間が遅くなってくると、閉店時間の1時間前から肉・魚、惣菜、弁当類が
 割引価格になってくる。
 閉店時間に近づけば、近づくほど、どんどん安くなる。
 収入の少ない私にとっては 有難いことだが、閉店時間が遅くなるにつれて、私の
 食事の時間も遅くなってしまうことになる。
 時間に追われる生活をしているわけではないので それは構わないのだけれど、
 夜12時過ぎても この安売りになる時間を目当てにやってくる人たちも
 意外と多い。
 私もその中の一人である。
 
 閉店時間の30分前ぐらいから その日に売り切らなくてはならない肉・魚、惣菜、
 弁当類は 定価の3分の1程度になる。
 このことは 最近 気がついた。半額以下にはならないだろうと思っていたのである。
 大半の客は 独り住まいの人が多いようだ。
 収入が少なければ、少ないなりに 工夫するよりは仕方がない。
 年収200万円以下の労働者が1千万人を超え、年収300万円以下の労働者が
 日本の人口の半分以上を占めるようになってきている世の中である。
 節約するか、共稼ぎでもしなければ 生活していけない世の中だが、家族がいれば 
 こんな時間にやってきて 夕食の材料を買うというわけにはいかないだろう。

 私が日本に住んでいた25年以上前といえば、夜中の10時を過ぎれば、大半の店は
 閉まり、買い物などは出来なかった。
 それでも 皆の生活はそれで成り立っていたのである。
 コンビニエンスストアやこんなスーパーが出来、便利にはなったが、
 人間が生きていくための生活時間という面では どうなのだろう。

 私は 1年のうち 大半はネパールのカトマンズかタイのバンコクで過ごすことが多い。

 バンコクは バンコクの中心部に住んでいるが 小さな商店は夜8時、9時になれば
 閉まり、大型スーパーであれば、夜9時閉店、遅いところで10時閉店である。
 バンコクのスーパーなどでも 閉店間際になると 惣菜類が割引になる。
 唯一開いている店といえば、24時間営業のセブンイレブンかファミリーマートだ。
 バンコクの一般の人々の生活もだんだん 日本並みの生活時間に近づき、
 特に刺激を求める若者たちの生活の仕方が 日本に近づいてきている。

 カトマンズであれば、旅行者の集まる場所を除けば、大半の店は夜8時過ぎになれば、
 閉まり、遅い店でも9時になれば 閉店になる。
 夜9時を過ぎれば、通りを歩く人の姿もまばらになる。
 カトマンズの人たちの生活の基本は まだ陽が昇れば 起き出し、日が沈めば 
 仕事を終え、夕方からはのんびり過ごすという生活の形が残っている。
 お金にはゆとりはないけれど 時間にはゆとりがあるという生活だ。
 夕方5時、6時には家に帰り、ネパールでは夕食時間が9時、10時だから、
 それまでの時間は 家族と一緒に過ごす、あるいは 通りに出て、行きつけの
 雑貨屋の前に並べられた椅子に座り込んで 近所の人たちと世間話を楽しむといった
 過ごし方である。
 刺激がないといえば、刺激のない生活ともいえる。

 刺激ばかりを追いかけ、家族、地域の中で共生する生活が失われていけば、
 孤立した自分が残るだけだ。
 今の日本の都会では 地方からやってきた働く若者にとっては それが当たり前の
 生活になっているのかもしれない。
 20代の若者が 凶悪な犯罪を引き起こす、片棒を担ぐ、自殺をするというのは
 育っていない他者と共生する能力や場の喪失、足場のはっきりしない未来に対する
 不安から来るのだろう。
 深夜遅く コンビニエンスストアやスーパーで カップヌードルや弁当を
 買って帰って、一人で食べる。
 そんな生活を長く続けていれば、いつか心は荒涼としたものになるだろう。

 私の場合は 20代から30代初めの頃までは 仕事にひたすら打ち込み、
 仲間もいたが、もし それがなかったら、どうなっていただろう。
 今の東京だったら、生きていけないかもしれない。
 過度な孤独は やはり 人間から 暖かい気持ちや希望を奪い取ってしまうものだ。

 バンコクでも カトマンズでも 遅い速いの差はあっても 若者たちの世界は
 確実に日本に近づいてきている。
 我々が望んでいた未来社会とは どんなものだったのだろう。
 皆 どこか こんなはずではなかったのにという思いがあるのでは
 ないだろうか。


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東京 | 21:36:02 | Trackback(0) | Comments(0)
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