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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 路上の精霊の宿る樹
バンコク 路上の精霊の宿る樹 1

バンコク 路上の精霊の宿る樹 2

バンコク 路上の精霊の宿る樹 3

バンコク 路上の精霊の宿る樹 4

バンコク 路上の精霊の宿る樹 5

バンコク 路上の精霊の宿る樹 6

バンコク 路上の精霊の宿る樹 7

バンコク 路上の精霊の宿る樹 8

バンコク 路上の精霊の宿る樹 9

 近所を散歩していると 路上の片隅、それも主要な道路ではなく わき道の
 ちょっとした狭い空地の片隅に 大木といってもいいような樹が立っていることが
 ある。
 そんな大木には 必ずといっていいぐらいに 赤、青、黄、白の布が巻きつけられ、
 信仰の対象になっている。
 タイに住むタイ族やラーオ族は 仏教を信仰する前は ピー(精霊)信仰という
 土着宗教を信仰していた。


 ― ピー信仰とは 特にタイ族、ラーオ族によるアニミズム(精霊信仰)を指して
  用いられる言葉である。
  ピー タイ語において「精霊、妖怪、お化け」の類を説明するために用いられる
  言葉である。
  バラモン教、仏教伝来などの外来の宗教伝来以前に見られたタイ族・ラーオ族全般に
  見られる信仰の形態であり、現在でもそれらの宗教の影響を受けながら、信仰する
  傾向がタイ族やラーオ族には見られる。 ―


 民家の庭先、ホテルの前、ビルの屋上など街の至るところに立っている小さな祠
 (サーン・プラ・プーム)は ピーの住処である。
 ピー信仰は、本来タイやラオスの土着の精霊信仰であるが、現在では タイや
 ラオスの仏教とも完全に融合し、切り離せないものになっている。
 人の力の及ばないところにピーがいて、ピーは自然の中でこそ、その威力を発揮する。

 長い年月をかけて育った大木は タイ人からすれば、ピー(精霊)の宿る場所に違いない。
 その信仰の証が 樹の周りに巻かれた布であり、大木の前に置かれた様々の像なの
 だろう。
 樹に宿る精霊たちが 悪さをしないようにと 力のある人物の像を飾ったに違いない。

 しかし、バンコクでの都会生活は 人々の心をどう変えていったのだろう。
 自然の中に隠れている脅威に対する畏敬の念は どうなったのだろう。
 物やお金が生活の中心を占めてくることで 人間の心の中に巣食っている闇には
 眼を向けることはなくなってきているのではと感じることも多い。

 タイでは 近頃 凶悪な犯罪が多くなってきている。
 お金のためなら 怖いもの知らずといった感じで 凶悪な強盗・殺人は増える一方だ。
 悪いピーが人の身体の中に入り込み、悪さをしているようである。

 自然と共存してきた伝統的なアジアの価値観は失われ、自然を制圧しようとする
 欧米的な合理的な志向が 人々の心の中に入り込んでいる。
 アジア的な共存・共生社会は失われ、富は一部の者たちに集中し、多くの人たちは
 貧しさの中にいる。
 貧しさが犯罪を生み出すのではなく、格差が犯罪を生み出すのである。
 ものにあふれた消費社会の中で ものを手に入れることの出来る人間と手に入れる
 ことの出来ない人間の格差が 人の心の中に軋轢を生み出す。
 心の軋轢の中に 悪いピーは 巣食うのである。

 そうした悪いピーを駆逐するためのピー信仰は失われ、人々は心のバランスを
 失っていく。
 お金やものの力が 猛威を奮い、一部のもの(先進諸国の企業家も含め)が 富を独占し、
 アジアの伝統的な共生の価値観を破壊してきたのが 近代化の隠された姿である。
 悪いピーたちは 際限なく 活動場所を得ている。


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バンコク ある風景 | 11:07:07 | Trackback(0) | Comments(0)
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