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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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バンコク ビエンチャンへの旅 PARTⅡ‐02 列車の中で
 8月24日

 缶ビール2缶の酔いの中で 夜行列車は出発する。
 列車の中を 夕食の注文を取りに 食堂車のウェイターが行き来する。
 どうも酔いが足りないので ビール大瓶の値段を訊くと 136バーツ、
 店頭販売の3倍近い値段である。
 2倍までの値段だったら、注文するつもりであったが、あまりの暴利にあきれ果て、
 飲むのは諦める。

 列車の車掌が 何やら回覧板のようなものを持ってくる。
 料理のメニューかと思ったら、乗車中の注意書きだった。
 英語、中国語、タイ語で書かれている。

 見知らぬものから飲み物や食べ物を貰って食べないこと
 貴重品は肌身離さず身につけておくことなどが記載されている。

 この頃は 睡眠薬強盗も多いらしく、つい1ヶ月前も ツーリストバスの中で
 フランス人らしき外国人に睡眠薬入りの食べ物を貰い、貴重品を奪い取られた
 日本人旅行者の話が タイのニュースで報道されていた。
 こんな話は 昔からよくある話で インドのバラナシやベトナムあたりでは 
 日本人旅行者は よく罠にかかっている。
 くわばら、くわばらである。

 寝台の準備がされるまでの間、辺りの様子を眺める。
 通路を挟んだ隣の席には 30台中頃のイギリス人旅行者とビア・バーで
 働いているらしい20台後半のタイ人女性のアベック、彼女の使っている英語は 
 ブロークンイングリッシュで 如何にも水商売をしていることを感じさせる。
 イギリス人の男の使っている英語は きれいな英語で 母国ではそれなりの教育を
 受けていることを感じさせる。
 パタヤあたりのビア・バー辺りで働いている女の子を このイギリス人が口説いて、
 1日いくら支払うことで契約し、旅行に連れ出してきたのだろう。
 どうもラオスへ行くようだ。

 こうした夜行列車に乗ると 必ず、外国人とタイ女性のカップルを見かける。
 1週間、10日単位で契約して、一緒に行動するという遊び方が 欧米旅行者の
 一つの遊び方である。
 一般的なタイ人からすれば、印象はよくないのであろうが、無視を決め込んでいる。

 タイには アユタヤ王朝時代から 多くの外国人が入り込んできている。
 アユタヤ王国の傭兵として雇われたポルトガル人、イスラム教徒のペルシャ人、
 インド人たちとタイ人たちとの通婚によって 作られた多くの集落が今でも残っている。
 ラオス人、カンボジア人、ミャンマー人との混血も少なくない。
 しかし、これらの通婚は どちらかといえば、対等な関係の中で生まれてきたもの
 だろう。

 ラーマ4世、5世の時代に入ると 多くのフランス人、イギリス人が入り込んでくる。
 列強の武力を背景にした不平等な通商条約(ボーリング条約)は ヨーロッパ人と
 タイ人との間に上下関係をもたらしたはずである。
 治外法権を含んだ不平等条約は フランス人やイギリス人に特権的な地位を与えて
 きたのである。
 ヨーロッパ人が タイ国内で法を犯しても タイの法律では裁くことが出来なかった
 のだ。
 それは イギリス、フランスの植民地からやって来たインド人やベトナム人などにも
 適用された。
 その時代以降、タイ人の中にはヨーロッパ人に対する劣等感、トラウマが形成された
 ように思われる。
 それに拍車をかけたのが ベトナム戦争時代の米軍の駐留である。
 米軍の駐留基地だった場所には 米軍兵士のための多くの娯楽施設が作られ、
 アメリカ兵相手の娼婦が生み出されることになる。
 ベトナム戦争は終わっても アメリカ兵の保養施設として開発されたパタヤが 
 その後を継ぎ、一大娯楽地域になっている。

 力と金の象徴欧米諸国からの旅行者に タイ人たちはひれ伏すように群がるように
 なってしまっている現状である。
 買春旅行をたたかれた日本の旅行者であるが、その基礎を作ったのは欧米諸国なので
 ある。
 顔も体つきも近い日本人には タイ人も恐怖感も感じないで 簡単に攻撃の槍玉に
 あげてしまうのである。

 欧米人種には媚を売るタイ人も 日本人には嫌がらせもどきの対応をするというのを
 タイ生活の長いものは よく知っているはずである。

 隣に座っているイギリス人の男とタイ女のカップルを見ながら、そんなことを考えて
 いた。

 そろそろ 夜も10時を過ぎてしまった。
 ベッドに横になり、寝ることにした。



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ビエンチャンへの旅 | 21:04:30 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
こんにちは。
タイでは、日タイ合弁の会社で技術指導をしていましたが、
確かにタイ人技術者は、英・独の技術者には媚びを売る
ような素振りをみせるくせに、我々日本人技術者を冷たく
あしらうような処が何度もありましたね。
長い歴史の中でそのようになっていたんですね。
2009-08-29 土 08:01:33 | URL | machan [編集]
植民地化され、独立運動によって 独立を勝ち取った国と、
タイのように半植民地化された国では 支配者の意識は違うのでしょう。

タイの中産階級以上の人たちは やはり、欧米志向が強いですね。
古い時代から、欧米文化に対する憧れと畏怖の感情が続いているのでしょう。

庶民たちは 日本人たちには親近感を持ってくれているようですが、
役人や警察は 違いますね。
2009-08-29 土 11:04:25 | URL | ひかるの [編集]
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