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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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アジアの街角 1枚の写真から‐71 カンチャ
アジアの街角 1枚の写真から‐71 カンチャ

 ネパールでは 家族の中で 一番下の子供のことを 男の子ならカンチャ、女の子なら
 カンチーと呼ぶ。
 そこから来たのだろうか、ローカルな食堂や裕福な家庭で細々した下働きをしている
 子供たちを カンチャと呼ぶことが多い。

 10歳ぐらいから田舎の村から出てきた子供たちが ローカルな食堂や裕福な家庭で
 した働きをするというのは ネパールの古くからの習慣である。
 日本でも昔は丁稚奉公のような形で 貧しい家庭の子供たちが働いていたし、
 4,50年前までは 中学を卒業した子供たちが集団就職し 金の卵と言われ、話題に
 なっていた。

 私が25年前に初めてカトマンズを訪れたときも 滞在した宿の近くにあった
 貧乏旅行者のよく行くチベット人が経営する食堂でも 12,3歳の子供たちが
 働いていた。
 レストランの名前は 『ロースト・ホリズン』(失われた地平線)、中年過ぎの
 チベット人夫婦が経営していた。
 そのレストランでは ネパール人とドイツ人の混血の12,3歳の男の子が働いていて、
 その子の名前は 確かラムという名前だったような気がするが、ネパール人と外国人の
 間に生まれても こんなところで働かなくてはならないのかと不思議に思ったものだ。
 あれから25年経ってしまったが、あのラム君も40歳を過ぎているが その後
 どういった人生を歩んだのだろう。

 カトマンズにやって来たときに知り合った王族とのつながりのある家庭でも 
 10歳ぐらいの男の子がいて、その家の子供だと思っていたら、その子も下働きをする
 カンチャだった。

 昔、よくタカリ族の経営する安宿をよく利用したが、そこでも12,3歳前後の
 カンチャが働いていた。
 当時はこうした子供たちが下働きをして 安食堂や安宿を少なからず 支えていたの
 だった。
 当時は 給料なんて すずめの涙程度で、三度の食事と食堂の経営者の家族の子供の
 服のお古、寝る場所も 後片付けを済ませた食堂の机を並べ、ベッド代わりにして
 寝ていたり、安宿であれば、廊下の端っこに布団を敷いて寝ていたのをよく見かけた。
 それでも 村の貧しい家の子供たちが 米の飯にありつけるのは 贅沢なことで、
 村ではとうもろこしやひえ・粟のつぶした粉に湯を入れて作るディロ(蕎麦がきの
 ようなもの)に比べれば、数段に美味しく感じられただろう。
 米のご飯など 何か行事でもなければ、口にすることは出来なかった。
 ネパール最大の祭り ダサインの時には まとまったお金と新しい服が与えられ、
 里帰りはしていたようだった。

 私の住んでいる家の近くにも 12,3歳のカンチャが働いている。
 バウン族の家だから、働くカンチャもバウン族の子供である。
 洗濯、掃除、野菜を洗ったり、食後の後片付けは 彼の仕事である。

 私が 時々 屋上に上がると 雇われている家族の洗濯物を干している姿を
 よく見かける。
 このバウン族の家主は 私立大学の経営に参加しており、瞬く間に家を増築、土地も
 買い増ししたが、このカンチャを学校に通わせているかどうかはわからない。

 良心的な家庭で働けば、学校に通わせてもらえることも多い。
 近くに公立小学校を見学したことがあるが 朝6時から10時まで働き、10時から
 夕方の3時、4時まで学校で学び、家に帰って、再び、雇い主のした働きをするという
 子供たちが多かった。
 雇い主の子供たちは有名私立学校へ カンチャやカンチーは その家の下働きを
 しながら、お金のかからない公立学校へ通う。
 中には学校にも通わせてもらえないカンチャやカンチーもいるから そういう機会を
 得ただけでも良かったのかもしれないが、貧富の差、教育の機会均等からは程遠い
 ネパールの現実が カンチャ、カンチーの姿から伝わってくる。


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アジアの街角 1枚の写真から | 14:55:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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