■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
アジアの街角 1枚の写真から‐70 家財道具
アジアの街角 1枚の写真から‐70 家財道具

 雨期の激しい雨の後のぬかるみを 家財道具を荷車に積んで、引越ししていく人たちが
 通り過ぎてゆく。
 汲んできた水を貯めておく黒いポリタンク、バケツ、たらい、ガス台、布団などが
 積み込まれている。
 カトマンズの外の村から出稼ぎにやって来た人々の平均的な家財道具である。
 1部屋 6畳ぐらいの広さの部屋に家族3,4人が生活するための必要最低限度の
 家財道具である。

 水不足の深刻なカトマンズでは 水を汲み貯めておくポリタンクは必需品である。
 自炊が当然のネパールの生活では ガス台、もしくは灯油を使うコンロも必需品である。
 お金に余裕があれば、ガスボンベとガス台が利用できるが、お金に余裕のないものは
 灯油を使うコンロを利用する。
 私も25年前にカトマンズで生活を始めた頃は 灯油を使うコンロの世話になった。
 当時 カトマンズでは プロパンガスは普及していなかった。
 燃料費を考えれば、ガス器具を使うほうが安上がりであるが、ガスが切れたときに
 千ルピー以上のガスの交換は 難しい。
 灯油であれば、1リットル 60ルピー、無くなれば、買い足すことも出来る。
 近所の知り合いの雑貨屋の前に座り込んで 品物を買いに来る人を見ていると、
 大半の人は 米 1,2キロ、豆500グラム、香辛料を少しといった具合に
 その日に必要なものを買うだけで、纏め買いするだけの余裕はない。

 この荷車に載せた家財道具を見ると 戦前、戦後のどさくさ時代の庶民の生活が
 思い起こされる。
 夜の暗闇に紛れて、夜逃げをする庶民たちの姿は こんなものだったのだろう。
 皆が貧しければ、それを当たり前のものとして受け入れ、耐えていくことも
 出来たはずだ。
 又、そんな生活が出来る社会的なシステムも出来上がっていたに違いない。
 このカトマンズでも 店主と親しくなり、信用されれば、普段は付けで買い、
 月末にまとめて支払うということも出来る。
 タイの田舎あたりでも それが 昔は普通のことだった。

 貧しいもの同士が融通しあい、助け合うという習慣は 貧乏人にとっては 
 優しい人間関係をつくり、それに支えられて、皆どうにか生活していたのである。

 その時代に比べれば、今の日本は物質的にははるかに豊かになっているはずなのに
 皆 助け合うこともなくなり、近隣に対する関心もなく、隣近所で人知れず、餓死
 したり、病死する人も出てくる有様だ。
 寒々とした都市生活の日本である。
 こんな社会を目指して 戦後60年間 日本人は 頑張り続けてきたのだろうか。
 生き生きした共生できる社会であれば、多少貧しくても助け合って生きていけるはず
 である。
 カトマンズの地方からやって来た人々の生活は 決して豊かなものではないが、
 路上生活者をあまり見かけることもないし、餓死した人の話を聞くこともない。
 切羽詰れば、どこか救いの手が差し伸べられるのである。

 カトマンズでは 昔から村を逃げ出してきた子供たちが多かったが、夜遅くなると、
 レストランや食堂の主人が 子供たちに残り物を与えているのをよく見かけたものだ。
 家で飼われていない路上の犬たちだって、食べ物にありつき、どうにか生きていける
 世界である。

 いくら豊かになっても 優しさを忘れてしまえば、社会は地獄の様相を見せてくる。
 それが 今の日本である。
 貧富の格差が拡がり、分け合うことを忘れ、支えあうことを忘れてしまえば、
 人にとって 社会は 地獄でしかない。
 勝ち組、負け組みを当然のことにしてしまう社会に未来はない。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ




アジアの街角 1枚の写真から | 11:15:50 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。