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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐08
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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐08 7

 シバ寺院の中庭の一角に 夏の花 ひまわりが咲いている。
 この1年半という歳月の流れは ビックラムの家族に不幸な変化をもたらしてしまった。
 きっと不幸の種はその前から 育ち始め、母親の失踪という形で 邪悪の花を
 咲かせてしまったのだろう。

 母親がいる間は 酒浸りの生活で 気が向けば、対岸にあるゴミ捨て場から廃品を
 集めて日銭を稼いでいたのだろうが、父親の方に4人の子供たちの養育は 重く
 のしかかってきてしまった。
 母親がいる間は ほとんど見かけることのなかった父親の姿を シバ寺院の近くや
 シバ寺院の中庭でもよく見かけるようになった。
 それだけ 子供たちに眼を向けるようになったのだろうが、大抵は子供たちを
 怒鳴り散らしている有様である。
 降って湧いたような養育の負担に翻弄され、いつも苛立ちの表情を浮かべている
 父親である。
 しかし、子供たちにとっては 唯一頼ることの出来る大人なのである。

 父親に怒鳴られながら、食後の後片付けをする、深刻な水不足の中、橋を渡って
 往復1キロの道のりを 朝夕 水汲みに出掛ける三人の子供たちの姿をよく見かける。
 何はともあれ、飢えをしのぎ、生き抜いていくことが優先される生活である。

 日本なら、この子供たちは 施設に収容され、その不幸は皆の目の届かないところに
 置かれるだろう。
 日本だって、この子供たちと同じような不幸は山ほどあるだろう。
 母子家庭、父子家庭 やっと雨露と飢えをしのいでいる家族だっているはずなのに、
 他人の生活に関心を持たない今の日本の社会では その実態に眼を向けることはない。
 生活の苦しさから 隣の部屋に住む家族が 親子心中するまでは 気がつかない。
 なんと殺伐とした社会なのかと思えてくる。

 そんなことには眼も向けず、ネパールが貧しい国だからと 援助を趣味のような
 気持ちでネパールに自慢げにやってくる日本人もいる。
 今の日本には貧困はないのか、日本で援助すべきことはないのか、そこにもっと
 眼を向けてもいいのではとも思えてくる。
 見ようとしないから放置されている不幸が 日本にも山ほどあるはずだ。
 それが見えない日本人がネパールにやって来て 援助を始めても 援助を食い物に
 しているネパール人にうまく利用されるのが関の山である。

 日本政府が 日本人の弱者にすべきこと、ネパール政府がネパール人の弱者にすべき
 こと、このことがしっかり見えていないと援助など出来るものではない。
 世の中の不公平、不公正に対する厳しい批判の眼が 援助の基本である。
 バラックのような住居に住み、汚れた服を着た子供たちが 可哀想だというだけでは
 援助も資金も底をつくのは見えている。

 ビックラムたち4人の子供たちを見て可哀想に思い、 何かにつけてお金を与え、
 衣服を買い与えていたオーストラリア人がいた。
 そのオーストラリア人も自国に帰ってしまった。
 子供たちが覚えたことといえば お金を恵んでもらうことを当たり前に思うように
 なっただけで 自立をしようという気持ちは少しも育たなかった。
 見通しのない援助は 人を駄目にするだけである。
 自立しようとする姿勢を 殺ぐだけのことだ。

 この子供たちをみて あなたならどうしますか。
 酒浸りの父親とどういう会話を始めますか。

 今日も小さな妹を連れて、ビックラムがバグマティ川の河川敷を歩いている。
 どうすれば、彼らの未来が用意出来るだろう。
 彼らを援助するためには お金も必要だが、お金だけでは解決しない大きな問題も
 あるように思えてならない。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 14:58:43 | Trackback(0) | Comments(0)
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