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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐07
カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐07 1

カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐07 2

カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐07 3

カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐07 4

 バウン族の女性が まだ1歳にもならない子供を抱きかかえている。
 抱きかかえたままで 我が子にズボンを履かせようとしている。
 近くにいたビックラムの一番下の妹が その親子にさっと近づいてきて
 ズボンを履かせているのを手伝おうとしている。

 その仕草に 何やら物悲しいものを感じてしまう。
 3歳か4歳になったばかりのビックラムの一番下の妹にとっては まだ母親の
 ぬくもりがほしい年齢である。
 そんな彼女の思いは このバウン族の女性には伝わってはいない。
 このバウン族の女性にとっては ビックラムの幼い妹は 異民族であり、
 下のカーストに属する民族である。
 バウン族の女性からみれば、ビックラムの幼い妹は 違った社会にする存在で
 共生する存在ではない。
 家が近くであるから、このバウン族の女性も ビックラムの家族がどんな状況に
 あるかは知っているが 関わりを持ちたくもないし、持とうとする必要もない。
 民族、カーストは違ってしまえば、積極的な関わりが生まれないのがネパールである。

 カトマンズの外に出れば、村では バウン族、チェットリ族、タマン族、マガール族、
 ネワール族などは 同じ地域に混ざって住むことはなく、それぞれの民族同士で
 固まって住んであり、互いの関わりは非常に少ない。

 ビックラムの住んでいるシバ寺院のいくつかの部屋にも バウン族、タマン族、
 ビックラムの家族のネワール族、チェットリ族が住んでいるが てんでばらばらに
 生活しており、大人同士の密接な関わりはないし、助け合いもない。
 むしろ、スラムなどの方が 助け合いは多いし、大人同士の関わりも濃厚である。
 しかし、そのスラムの中でも バウン族などは他の民族やカーストとは打ち解けない
 ところがある。

 子を持つ母親であれば、ビックラムの一番下の妹が 赤ん坊の世話を手伝おうとする
 気持ちがわかって当然だが、カースト、民族の壁は 子供の切ない気持ちを
 読み取ろうとはしない。
 汚れた衣服、水浴びをしていない不潔さだけが気になるのである。

 1年以上前に写した母親と一緒にいる姉妹たちの写真がある。
 ビックラムの下の妹は まだ母親に抱かれて当然という年齢だった。
 それから、何ヶ月か後に 母親は姿を消してしまう。
 どんな母親であっても この幼い女の子を抱きかかえていた母親のぬくもりは
 忘れられるものではない。
 そのぬくもりを思い出して、このバウン族の親子にふと近づいてみたくなったのだろう。
 この子の中に残っている母親が残した人間的な優しさが 呼び起こした行動である。
 母親がいなくなって 9ヶ月近い月日が流れた。
 2歳、3歳といえば、一番母親と一体感を感じる時期でもある。
 4人の子供たちの中で 喪失感を一番感じ、心の傷を負ったのは この一番下の
 妹なのかもしれない。

 そんなこの子の心の動きを感じようとすると 周りで見ているだけでも
 辛くなるところがある。
 やはり、世の中は理不尽だ。
 親の因果が 子に報うという世のおきては 子供たちにとっては理解しがたいものだ。
 何はともあれ、兄弟姉妹で力を合わせて 今の苦境を乗り越えてくれることを
 願うばかりである。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 15:49:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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